第3世代『ルビー・サファイア』でアサナンの進化形として登場した、めいそうポケモン、チャーレム。
インドのヨガ行者のようなコミカルで独特なビジュアルですが、対戦界においては「種族値詐欺による圧倒的物理火力」と、「跳び膝蹴り・先制技・三色パンチの圧倒的技範囲」で、数々のポケモンを粉砕してきた超火力アタッカーです!
今回は、チャーレムが歩んだ「ヨガの神秘と超火力の対戦史」を振り返ります!
チャーレムの概要
チャーレムのデータ
![]() チャーレム | |||
|---|---|---|---|
| 全国図鑑No. | 0308 | 初登場世代 | 第3世代 |
| タイプ | かくとう エスパー | 重さ技威力 | 60 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| ヨガパワー | ー | ||
| 隠れ特性 | |||
| テレパシー | |||
![]() メガチャーレム | |||
|---|---|---|---|
| タイプ | かくとう エスパー | 重さ技威力 | 60 |
| 特性 | |||
| ヨガパワー | |||
チャーレムの種族値
![]() チャーレム | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 60 | 60 | 75 | 60 | 75 | 80 | 410 |
![]() メガチャーレム | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 60 | 100 | 85 | 80 | 85 | 100 | 510 |
第3世代で登場した合計410という低種族値ポケモン。
全ての数値が平均的に低く、到底対戦環境で生き残れる種族値ではない。
しかし、専用特性「ヨガパワー」が全てを解決してくれるのである。
「無条件で攻撃が2倍になる」チート特性であり、そのおかげで攻撃種族値は実質172相当になる。
そこから繰り出される物理技は当然強力であり、全ポケモントップクラスの火力を実現することができる。
技範囲が広く、先制技も完備しているため、物理アタッカーとしての資質は非常に高いと言えるだろう。
第6世代ではメガシンカを獲得。
「ヨガパワー」は変わらず、攻撃と素早さが純粋に強化される形となった。
攻撃種族値実質252相当というもはやよくわからない数値となり、破壊神として多くのポケモンを粉砕している。
チャーレムの歴史と評価
チャーレムが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

最強の「こらきし」使い
見た目上は攻撃60の残念過ぎる種族値だが、「ヨガパワー」によって実質172相当という種族値詐欺ポケモンの代表格としてデビュー。
代名詞の「とびひざげり」は当時威力85であり、3色パンチも特殊技扱いで相性が悪い。
そこでスポットが当たったのが「きしかいせい」である。
最大威力300をヨガパワーから繰り出せるため、同じこらきし使いの「ヘラクロス」「バシャーモ」よりも火力を出すことができる。
あまりにも火力が高すぎており、等倍で耐えられるポケモンはほとんど存在しないレベルであった。
サブウェポンとしては、物理技の「シャドーボール」を使えるのが非常に偉く、苦手なゴーストタイプでも止まらないのが大きな特徴。
「格闘+ゴースト」の範囲で全ポケモンに等倍以上を取ることができるのは非常に優秀であった。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

技方面で大きな強化
第4世代では技の分類が変更され、「3色パンチ」が物理技になり、優秀なサブウェポンとなった。
逆に「シャドーボール」が特殊技になってしまった影響で、ゴーストタイプには弱くなってしまったのは痛いところ。
「とびひざげり」の威力が100に上がり、エスパー物理技の「サイコカッター」も習得。
ヨガパワーによる高い攻撃力を十分生かせるようになり、大きな強化を貰った世代であったと言える。
しかし、素早さが微妙で耐久も低いため、行動機会を得るのが難しかった。
「こだわりスカーフ」「きあいのタスキ」等の新アイテムを持たせ、殴る回数を増やしていくことが永遠のテーマとなっていた。
第5世代(ブラック・ホワイト)

「とびひざげり」の威力が130に!
第5世代ではメイン技の「とびひざげり」が大強化され、威力130となった。
最初は85だったことを考えると、もはや別技と言えるくらいの魔改造である。
当然火力にはさらに磨きがかかり、等倍のとびひざげりでも致命傷を負わせることが可能になった。
2倍弱点の「3色パンチ」よりも等倍飛び膝の方が火力が高く、基本的には飛び膝連打が最適解となることが多い。
この時代は格闘タイプが全盛期であり、その格闘タイプに対してエスパーで弱点を突け、相手の格闘技を半減で受けられるのも優秀であった。
第6世代(X・Y・ORAS)

メガシンカでさらに火力アップ!

第6世代でメガシンカを獲得。
攻撃100のヨガパワーは実質252相当になり、素早さも激戦区の100族に並んだ。
攻撃性能が純粋に上がるシンプルなメガシンカと言えるだろう。
メガチャーレムのA252振り「とびひざげり」は、「HB特化輝石ポリゴン2」を確定一発で仕留めることができる超火力。
抜群はもちろんのこと、等倍でも受け出しは不可能な火力であり、間違いなく全ポケモントップクラスのパワーを手に入れたのである。
当然殴れる状況を作り出せたら最強クラスだが、この時代はメガターンは素早さ80であり、耐久力も微増程度で打たれ弱いのは否めない。

この時代は天敵の「ファイアロー」がトップメタに君臨していたこともあり、使用率はそこまで伸びなかったが、単体性能は大きく引きあがった世代と言えるだろう。
第7世代(サン・ムーン)

苦手なフェアリーが増加
第7世代でもチャーレムの超火力は変わらず凄まじいものであった。
メガシンカの仕様変更によって初速から素早さ100で動けるのは大きな強化と言える。

この世代では天敵だった「ファイアロー」は姿を消したが、「ミミッキュ」「カプ系」といった超強力なフェアリータイプが増えてしまい、チャーレムにとっては苦しい環境となった。
素早さ100も特別速い部類ではなくなってきており、なかなか行動機会を得るのが難しかった。
相変わらず「殴れる状況なら強い」ポケモンであった。
第8世代(ソード・シールド)

最後まで内定ならず
第8世代では最後までガラル地方に入国できなかった。
メガシンカが廃止されていたが、豊富なサブウェポンをもつため、ダイマックスとの相性は良好だったと思われる。
第9世代(スカーレット・バイオレット)

念願の「インファイト」を習得
第9世代では無事内定。
念願の安定技「インファイト」を習得し、飛び膝の外しを怖がらなくてよくなった。
テラスタルシステムによって不意のゴーストタイプ変化があり得るため、そういった意味でもインファイトの習得は大きい。
他にも素早さを上げる「くさわけ」、中速帯を逆に生かせる「トリックルーム」も習得し、器用さに磨きがかかった。
格闘テラスにすることでさらにロマン火力を実現することもでき、メガシンカこそないが新たな道が拓かれた世代であったと言える。
ポケモンチャンピオンズ

メガシンカ復活!

チャンピオンズでは初期環境から使うことができ、久しぶりにメガシンカも復活。
強力なタイプ一致技と豊富なサブウェポンを使え、相変わらず高い攻撃性能をもつ。
新たなメガシンカも多数登場しているが、その圧倒的火力は錆びれることなく、行動機会を得られたら凄まじいパワーを発揮できる。
トレーナーのセンスが試されるポケモンと言える。
まとめ
物理火力を極めし「種族値詐欺のヨガ神」
チャーレムの歴史は、まさに「『ヨガパワー』で実質攻撃172、メガシンカで実質攻撃252という凄まじい種族値詐欺で破壊神へと登りつめた、火力の極致の歴史」でした!
3世代:最強の「こらきし」使い。シャドーボールが物理技なのも高相性だった。
4世代:3色パンチの物理化や「こだわりスカーフ」「きあいのタスキ」によって強化。
5世代:代名詞の「とびひざげり」が威力130に。等倍でも凄まじい火力を実現可能。
6~7世代:メガシンカ獲得!実質攻撃252のイカれた火力に。
9世代:安定技の「インファイト」習得!かくとうテラスによるロマン火力も魅力。
チャンピオンズ:メガシンカ復活!メガ勢の中でもトップクラスの火力は健在。
しなやかなポーズから繰り出される、ガードの上から叩き割るような「とびひざげり」の火力。
一度使ったら病みつきになる、最高のロマンと強さを秘めた格闘ポケモンですね!
あなたが一番思い出深いのは、どの世代のチャーレムですか?
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