第3世代『ルビー・サファイア』でキバニアの進化形として登場した、きょうぼうポケモン、サメハダー。
ロケットのようなシャープなフォルムと凶暴なキバが最高にかっこいいポケモンですが、対戦界においては「相手を一瞬で噛み砕く爆発的火力」と「攻撃を受けたら即死する極限の紙耐久」という究極のハイリスク・ハイリターンアタッカーとして君臨してきました。
今回は、サメハダーが歩んだ「疾風怒濤の噛み砕き対戦史」を振り返ります!
サメハダーの概要
サメハダーのデータ
![]() サメハダー | |||
|---|---|---|---|
| 全国図鑑No. | 0319 | 初登場世代 | 第3世代 |
| タイプ | みず あく | 重さ技威力 | 80 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| さめはだ | ー | ||
| 隠れ特性 | |||
| かそく | |||
![]() メガサメハダー | |||
|---|---|---|---|
| タイプ | みず あく | 重さ技威力 | 100 |
| 特性 | |||
| がんじょうあご | |||
サメハダーの種族値
![]() サメハダー | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 70 | 120 | 40 | 95 | 40 | 95 | 460 |
![]() メガサメハダー | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 70 | 140 | 70 | 110 | 65 | 105 | 560 |
第3世代で登場した水・悪の複合タイプ。
「シザリガー」とは同期の同タイプとなる。
「攻撃120・特攻95・素早さ95」という恵まれた攻撃性能をもって登場し、技範囲もかなり広め。
耐久力は壊滅しているため、上から殴り続けることが最重要課題となるピーキーなポケモンである。
第5世代で相性抜群の隠れ特性「かそく」を獲得し、人生が激変。
1ターン消化するだけで高い素早さを得ることができ、「殴られる前に殴る」スタイルが完全に確立された。
6世代ではメガシンカを獲得。
特性は「がんじょうあご」に変化し、不足気味だった火力が改善。
「通常状態で加速→メガシンカして殴る」の流れが定番となった。
サメハダーの歴史と評価
サメハダーが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

攻撃120を持て余しまくるデビュー
第3世代ではタイプ一致の水・悪がどちらも特殊技扱いであったため、トップクラスの攻撃120を持て余していた。
特攻も95と低くない数値のため、アタッカー性能が死んでいるわけではないが、非常にもったいない種族値配分であった。生まれた時代が早すぎた。
それなりの攻撃性能を誇っていたが、やはり耐久力の低さが致命的。
防御40・特防40というオワッテル数値であり、等倍の攻撃であっさり吹き飛ぶ脆さ。
「先制できればまぁまぁ強いが、上を取られたら即死する」というピーキーなポケモンとしてのデビューとなった。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

技の分類変更と「きあいのタスキ」で強化
第4世代では技の分類が変更され、ようやくタイプ一致の物理技を獲得。
技威力こそ低いが「たきのぼり」「かみくだく」は安定感があり、サブウェポンも「じしん」「こおりのキバ」と一通り揃っている。
先制技の「アクアジェット」も覚えるため、物理型は大きく強化されたと言える。
新アイテム「きあいのタスキ」が登場し、壊滅している耐久を誤魔化すことが可能となったのは嬉しい要素。
相変わらず上を取られたら即死であるため、タスキがないと怖すぎてまともに運用できないレベルであった。
第5世代(ブラック・ホワイト)

隠れ特性「かそく」解禁!
第5世代では隠れ特性「かそく」を獲得。
「どうせなにも耐えられないから上から動き続けてやる」というサメハダーのスタイルとバッチリ合う特性を手に入れた。
先制技に弱いのは相変わらずだが、かそく1回でほぼ全てのポケモンを抜け、相手のスカーフをも上回れる可能性があるのは大きな特徴となる。
火力不足感は否めないが、他のポケモンでは真似できない大きな特徴を手に入れた世代であった。
第6世代(X・Y・ORAS)

メガシンカで火力・耐久が強化

第6世代ではメガシンカを獲得し、不足していた火力・耐久がともに引き上げられた。
特性は「がんじょうあご」に変化し、「かみくだく」が威力180の大技に早変わり。
この世代から悪技が鋼タイプに等倍となったため、非常に通りの良いメインウェポンとなった。
サブウェポンの「こおりのキバ」も強化され、加速で上を取って「ガブリアス」や「ボーマンダ」に4倍弱点を突けるのは大きな特徴であった。
耐久力も引き上げられたおかげで、等倍ダメージなら1発耐えることも可能になった。
とはいえ低耐久の部類であることは間違いないため過信は禁物。
技方面では新たに「みちづれ」を習得。
「かそく」との相性が良い技であり、どうしようもない相手に1-1交換を強要できるのは非常に優秀であった。
第7世代(サン・ムーン)

メガの仕様変更で初速が上がった
第7世代ではメガシンカの仕様が変更され、初ターンからメガ後の素早さが参照されるようになった。
サメハダーの場合は「メガバシャーモ」の上を取れるようになったのが偉く、前世代までとは縛り関係が逆転した。
前世代の天敵「ファイアロー」も姿を消し、前世代よりもさらに「上から動きやすくなった」と言えるだろう。
技方面では新たな顎技「サイコファング」を獲得。
威力127とそれなりの火力になり、苦手な格闘タイプに刺さるのも悪くなかった。
特性は乗らないが「アクアブレイク」も習得し、水物理技の最大打点を更新した。

単体性能は強化傾向にあるが、この世代では「ミミッキュ」「カプ系」といった強力すぎるフェアリータイプが登場。
サメハダーは基本的に不利であり、あっさり止まってしまうことも増えてしまったのは向かい風であった。
同じ水・悪の「メガギャラドス」は「かたやぶり」によってミミッキュを突破できる可能性があり、サメハダーは苦しい立場に陥ってしまった。
第8世代(ソード・シールド)

メガシンカ廃止で大幅弱体化
第8世代では『鎧の孤島』で入国。
メガシンカが廃止されてしまい、火力も耐久も不足気味の時代に逆戻りしてしまった。
新たに「インファイト」や「クイックターン」を習得。
インファイトは貴重な格闘打点であり、低すぎる耐久が下がるデメリットはほぼなし。
新システム「ダイマックス」との相性はどちらかというとイマイチ。
ダイマックスしてもなお低耐久であり、スリップダメージでタスキを潰される危険性も増加。
加速用の「まもる」も貫通され、ダイジェットによって素早さを上げてくる相手も増えてしまった。
いざというときの「みちづれ」もダイマックスには無効化されてしまうなど、システム面での向かい風が強かった。
第9世代(スカーレット・バイオレット)

最後まで入国できず
第9世代では最後まで入国ならず。
この世代でもメガシンカは使えなかったが、「かそく×テラスタル」でどこまで戦えたのか気になるところである。
ポケモンチャンピオンズ

メガシンカ復活!

チャンピオンズでは初期環境から無事内定。
久しぶりにメガシンカ状態で戦うことができる。
メガ前の「かそく」とメガ後の「がんじょうあご」によって上から制圧していく基本スタイルは変わらない。
メガサメハダーとしては「インファイト」を初めて使えるようになり、技範囲は当時よりさらに広くなった。
威力の高い「かみくだく」を軸に、豊富なサブウェポンをパーティによってカスタマイズしていきたい。
まとめ
相手を噛みちぎる「超高速シャーク」
サメハダーの歴史は、まさに「耐久面を完全に諦め、『かそく』という最強のエンジンと『メガシンカ×がんじょうあご』という最強のキバを手に入れた下剋上の歴史」でした!
3~4世代:紙耐久のせいで上を取られたらオワリ。
5世代:「かそく」解禁!超スピードで上から制圧していくスタイルを確立。
6~7世代:メガシンカ獲得!「がんじょうあご」によって不足しがちな火力を補強。
8世代:メガ廃止で大幅弱体化。ダイマックスとの相性が悪かった。
チャンピオンズ:メガシンカ復活!加速から頑丈顎の攻撃力は健在。
極限の脆さと引き換えに手に入れた、圧倒的なスピードと噛み砕く快感。
一度ノリに乗ったら誰にも止められない、最高にスリリングでカッコいい海のエースですね!
あなたが一番思い出深いのは、どの世代のサメハダーですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!





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