ハリーセンのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

第2世代『金・銀』で登場し、釣りや大量発生でおなじみの針千本ポケモン、ハリーセン。

丸い体に無数の針というコミカルな見た目ですが、対戦界においては「みず・どく」という優秀な耐性と「相手の出足をくじく豊富な嫌がらせ技」を武器に、玄人トレーナーを唸らせる嫌らしくも頼もしい存在として活躍してきました。

今回は、そんなハリーセンが歩んだ「針と毒の職人による対戦史」を振り返ります!

ハリーセンの概要

ハリーセンのデータ


ハリーセン
全国図鑑No.0211初登場世代第2世代
タイプみず
どく
重さ技威力20
通常特性1通常特性2
どくのトゲすいすい
隠れ特性
いかく

Hハリーセン
タイプあく
どく
重さ技威力20
通常特性1通常特性2
どくのトゲすいすい
隠れ特性
いかく

ハリーセンの種族値

第2世代~第6世代
HP攻撃防御特攻特防素早合計
659575555585430
第7世代以降
HP攻撃防御特攻特防素早合計
659585555585440
防御が75→85へ上昇。

Hハリーセン
HP攻撃防御特攻特防素早合計
659585555585440
第2世代で登場した水・毒タイプ。
攻撃と素早さが多少高い程度の種族値であり、100を超えているステータスはひとつもなし。
いわゆる低種族値ポケモンの部類である。

しかし、優秀な技や特性を生かして各世代で独特な役割を果たしてきた歴史をもつ。
種族値だけで強い弱いが決まるわけではないポケモンバトルの醍醐味を体現していると言えるだろう。

ヒスイ地方ではリージョンフォームを獲得し、悪・毒タイプに変化。同時に「ハリーマン」への進化も果たし、また違った役割を担うことができるようになった。

ハリーセンの歴史と評価

ハリーセンが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第2世代(金・銀・クリスタル)

「まきびし」要因として役割あり

種族値の低さからドククラゲの劣化に近いポケモンだったが、『クリスタル』で「まきびし」を習得したことにより需要が増加。

まきびし使いには「パルシェン」「フォレトス」の二大巨頭が存在したが、タイプや素早さで差別化可能。
比較的高めの攻撃力からタイプ一致の「ヘドロばくだん」を使えるのは特筆すべき点であり、それなりの打点と毒付与を狙うことができる。
爆発ができないのが残念過ぎるが、2トップとは一味違った耐性や火力を生かして独自の路線を歩んでいた。

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

「すいすい」と「みちづれ」の獲得

第3世代では「どくのトゲ」と「すいすい」の特性を獲得。比較的高めの素早さを「すいすい」で加速させながら動くことができるようになった。

技方面では「みちづれ」を新規習得。「あまごい」で素早さを入れ替え、上から「みちづれ」で1-1交換を狙うことも可能に。

まだ「ヘドロばくだん」が物理技扱いだったのが非常にありがたく、同じ雨エースとして強力な「ルンパッパ」を上からヘドロ爆弾で仕留められるのは特筆すべき点であった。

低種族値ながら優秀な特性や技を生かして戦うスタイルを確立した世代だったと言えるだろう。

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

「だいばくはつ」を習得!

第4世代で技の分類に変更が入り、威力の高い「ヘドロばくだん」が特殊技になってしまった。毒技は若干威力が下がる「どくづき」を利用することになった。
逆に「アクアテール」「たきのぼり」といった水物理技を使えるようになったのは強化と言える。

新規習得技では「だいばくはつ」「どくびし」「たくわえる」あたりが実用性のあるもの。
とくに「だいばくはつ」の存在は非常に大きく、「みちづれ」と違い、相手に依存しない退場技を獲得したことにより、雨ターンを多く残すことが可能になった。
雨パの先発要員としての適性はかなり上がったと言える。

第5世代(ブラック・ホワイト)

「いかく」獲得と「ちいさくなる」の大強化

雨始動要因としては「ニョロトノ」に席を譲ることが増えたが、自分もその恩恵を受けてエース役を務めることが可能。永続雨って強い。

この世代で優秀な「いかく」を隠れ特性で獲得し、単体スペックが大きく向上。
さらに「ちいさくなる」がまさかの大強化。回避率2段階上昇となり、「いかく」や優秀な耐性で受けているうちに「ちいさくなる」を積んで「当たらなければどうということはない」状態にすることが可能になった。

相変わらず低種族値の割にテクニカルな動きで独自路線を歩んでいた。

第6世代(X・Y・ORAS)

低種族値が苦しくなってきた

第6世代ではフェアリータイプが新登場し、毒技の需要が上がったのは相対的な強化と言える。

この世代くらいから種族値の低さが苦しくなってきた印象。他のポケモン達がメガシンカで救済されていく中、取り残された感は否めない。

とはいえ「いかく」「でんじは」といった優秀な要素は健在であるため、マイナーながらも渋い活躍はできていた。

第7世代(サン・ムーン)

防御が10上昇したが…

第7世代では防御種族値が75から85に上昇した。
「いかく」と合わせればそれなりの物理耐久力になったが、即時回復技がないので物理受けをこなすことは難しい。
同タイプの「ドヒドイデ」が登場したため、純粋な耐久型としては分が悪い。

この世代で強力なフェアリーが多数登場し、役割対象も増えた。「アシレーヌ」「カプ・レヒレ」に一致毒物理技を刺せるのはなかなか優秀であった。
しかし使用率が高い「カプ・コケコ」「カプ・テテフ」を相手にすることは不可能に近いため注意が必要である。

第8世代(ソード・シールド)

ダイマックスとの相性はあまり良くない

第8世代でも苦しい立場は変わらなかった。
新システム「ダイマックス」との相性はイマイチ。

タイプ一致の「ダイアシッド」が特攻アップであり、うまく利用できないため、アタッカーとして力不足感は否めない。
「ダイストリーム」で能動的に雨を降らすことはできるが、天候を取り返される可能性も上がっている。

ダイマックス技が必中になってしまうため、「ちいさくなる」の回避型もだいぶ下火になってしまった。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

「ダストシュート」「クイックターン」を習得

第9世代では最大火力を大幅に更新する「ダストシュート」を獲得!悩みの一つであった毒技の火力はそれなりに出るようになった。

また、「いかく」と相性の良い「クイックターン」も習得。威嚇を撒きながらサイクルを回すことができるようになった。

リージョンフォーム&「ハリーマン」への進化

レジェンズアルセウスでリージョンフォームを獲得し、第9世代でも使用することが可能。
あく・どくの優秀な複合タイプに変化し、弱点がじめんだけになった。

Hハリーセンは「ハリーマン」へ進化するため、「しんかのきせき」が適用される。原種との差別化は考える必要はないだろう。

同タイプの「スカタンク」「Aベトベトン」がライバルとなるが、特性や習得技によって差別化可能である。

ポケモンチャンピオンズ

ハリーマンのバーター出演

チャンピオンズではレギュM-Bで原種のみ内定。
おそらく「ハリーマン」が内定したことによるバーター出演だろう。
チャンピオンズでも低種族値がキツイ状況は変わらない。

水タイプの「いかく」もちには「ギャラドス」「Pケンタロス(水)」などが健在。
「すいすい」は数こそ少ないが「メガラグラージ」「イダイトウ」といった猛者が君臨。

何をやるにしても誰かの劣化気味になるのは否めないため、割り切って自分の仕事をこなしていきたいところである。

まとめ

無数の針に毒を仕込んだテクニカルポケモン

ハリーセンの歴史は、まさに「低種族値を優秀な技や特性で誤魔化し続けた歴史」でした!

2~4世代:「まきびし」「みちづれ」「だいばくはつ」といった技で低種族値ポケモンとは思えないいぶし銀の活躍を果たす。

5~8世代:優秀な特性「いかく」を獲得!単体スペックが大きく引き上げられ、「ちいさくなる」の糞ゲー型もメジャーに。

9世代:リージョンフォームで悪タイプに変化。弱点が少なくなって「ハリーマン」への進化も果たす。

チャンピオンズ:「ハリーマン」のバーター出演。

見た目のコミカルさからは想像もつかないほど、対戦で使われると結構ウザく、自分が使うと案外頼もしい存在。

地味な低種族値でも戦えることを証明したハリーセンの存在は、第2世代ファンにとっても嬉しいのではないでしょうか!

あなたが一番思い出深いのは、どの世代のハリーセンですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

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