第3世代『ルビー・サファイア』で登場した、せきたんポケモン、コータス。
甲羅から煙を吐き出す愛らしいフォルムとずっしりした姿が特徴ですが、対戦界においては、長い下積み時代を耐え抜き、天候特性「ひでり」を獲得して「対戦環境のトップへと成り上がった下剋上の雄」として知られています。
今回は、コータスが歩んだ「灼熱の対戦史」を振り返ります!
コータスの概要
コータスのデータ
![]() コータス | |||
|---|---|---|---|
| 全国図鑑No. | 0324 | 初登場世代 | 第3世代 |
| タイプ | ほのお | 重さ技威力 | 80 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| しろいけむり | ひでり | ||
| 隠れ特性 | |||
| シェルアーマー | |||
コータスの種族値
![]() コータス | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 70 | 85 | 140 | 85 | 70 | 20 | 470 |
第3世代の炎単タイプ。
防御140が大きな特徴であり、物理耐久は非常に高く、そう簡単には落とされない屈強さをもつ。
素早さ20と全ポケモン最遅レベルであり、常に下からの行動になってしまうため、高い耐久力を生かせずに殴り負けることが多かった。
第7世代で「ひでり」を獲得して人生が激変!
足が遅いおかげで天候の取り合いに強く、トリックルーム適性も抜群。
「晴れ+ふんか」で自身も超火力を実現できるようになり一気に使用率を上げた。
とくにダブルバトルで活躍の場が多く、トップメタへ駆け上がった。
コータスの歴史と評価
コータスが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

硬いだけの鈍足亀
素早さ20の鈍足炎タイプとして登場。
炎単タイプは「ウインディ」「キュウコン」「ギャロップ」など、比較的足が速めのポケモンが多いため、この遅さは特徴的ではあった。
防御140と凄まじい数値を誇り、物理耐久はトップクラスであった。
「じしん」「いわなだれ」といった物理の弱点は耐えられることが多く、耐性も5つと悪くない。
しかし水技は当時全て特殊技扱いで大きな弱点となり、なにより足の遅さが致命的であった。
まだ「トリックルーム」も存在しない時代であるため、常に行動順が後攻になてしまう。
優秀な耐久力や耐性をもちながらも殴り負けてしまうことが多いデビューとなった。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

優秀な技を習得!
第4世代でも目立った活躍はないマイナーポケモンであったが、全体的に強化傾向にあった。
「じわれ」「だいちのちから」「ふんえん」といった後の世代で活躍する技を新規習得。
相性抜群の「トリックルーム」も登場し、鈍足を逆に生かすことができるようになった。
「マンムー」「マニューラ」「グレイシア」といった強力なこおりタイプが新登場したこともあり、コータス的には追い風が吹いていた。
第5世代(ブラック・ホワイト)

最強技「からをやぶる」習得!しかし足が遅かった…
第5世代でもまだまだ下積み期間を過ごしていた。
最強の積み技「からをやぶる」を新規習得したが、足が遅すぎて使いこなせなかった。
「パルシェン」は殻を破って一躍スターになったが、コータスでは積んでも最速91族までしか抜けず、エースになるのは難しかった。
隠れ特性は「シェルアーマー」であり、高めの耐久との相性は悪くなかったが、マイナーの立場は一切変わらなかった。
第6世代(X・Y・ORAS)

高い防御力が多少生きる環境に
第6世代ではコータス自身に大きな変化はなかったが、環境的には追い風が吹いていた。それでもゴリゴリマイナーだったけど。

この世代では「メガガルーラ」「メガクチート」といった物理型の強力なポケモンが増えたおかげでコータスの評価は相対的に上昇した。
とくにトップメタの「ファイアロー」を確実に止められるのは特筆すべき点であった。
「あくび」「ステルスロック」といった起点作り型が増えた世代でもあった。
第7世代(サン・ムーン)

「ひでり」獲得で人生激変!
2016年、第7世代でコータスの運命が激変!
天候特性「ひでり」を獲得して大覚醒を果たした。
天候特性もちの中で最遅であるため天候の取り合いに強く、「晴れ+トリル」での攻撃は超強力。
天候始動役としてだけでなく、アタッカーとしても強力になり、一気にスターダムへのし上がった。
同じ特性もちの先輩「キュウコン」との差別化は必要なく、「ステルスロック」「あくび」等の存在から「晴れパーティを組むならコータス一択」と言われるほどの地位を手に入れたのである。
ダブルバトルではトップメタに!

ダブルバトルでは「ドレディア」を相棒とした「ドレコー」構築が大流行。
ドレディアの「ようりょくそ」を発動させ、「おさきにどうぞ」を使うことでコータスの行動順を引き上げ、超火力の「晴れ+ふんか」を敵全体にぶち込むことができる。

また、「トリックルーム」「さいはい」を使える「ヤレユータン」との相性も抜群であり、半減でもゴリ押せてしまうほどのパワーを手に入れた。
総じてダブルではトップメタの一角となり、対策必須のポケモンとなったのである。
長すぎる下積みだったねコータスちゃん。
第8世代(ソード・シールド)

晴れパの司令塔としてさらに評価を上げる
前世代で人生が激変したコータス選手だったが、第8世代でも強化傾向にあり、大活躍を果たす。
ダイマックスによって誰でも天候を変えることができるようになってしまったが、ダイマックス権を使わずに晴れさせられる点は変わらず優秀。
技方面では「ボディプレス」を新規習得し、高い防御を無駄なく生かすことができるようになった。
また、新アイテム「だっしゅつパック」との相性も抜群であり、「晴れ+オーバーヒート」の超火力で殴りつつ交代ができる。
後続の晴れエースを無償降臨させつつ、コータスを温存できるため天候の再始動も可能となる。
ダイマックスとの相性もよく、「ふんか」を「ダイバーン」に変えることでHPに関わらず超火力を連発できるようになった。

ダブルバトルでは相変わらずトップメタの一角であり、「フシギバナ」と組んだ「バナコータス」構築は対策必須級のコンビであった。
第9世代(スカーレット・バイオレット)

パラドックス登場でさらに需要アップ!
第9世代でもしっかり内定。
パラドックスポケモンの「こだいかっせい」が登場したことにより、晴れの需要がさらに上昇。
強力な「ハバタクカミ」や「トドロクツキ」をブーストさせることができるようになった。
また、新システム「テラスタル」との相性も良好。
「炎テラス+晴れ+ふんか」の火力は凄まじく、相変わらずダブルバトルで大活躍を果たしていた。
ポケモンチャンピオンズ

変わらず貴重な晴れ要因として活躍中
チャンピオンズでも初期環境から内定。
「ひでり」は他に「メガリザードンY」と「キュウコン」のみ。
メガシンカが復活した影響で天候特性をもつポケモンも増えたが、メガを使わない希少な晴れ要因として活躍している。
ダブルバトルでの使用率が高いのは変わらず、今後も新たなポケモンの解禁と共にさらに需要が上がっていくだろう。
まとめ
熱き情熱を秘めた「太陽の絶対的司令塔」
コータスの歴史は、まさに「第3〜6世代での地味な物理受けの時代を耐え抜き、『ひでり』という神の力を手に入れて対戦界の天候を支配した、屈指のシンデレラストーリー」でした!
3~6世代:高い物理耐久をもつだけの鈍足亀。冬の時代が続いていた。
7世代~現在:「ひでり」獲得で人生激変!鈍足も逆に武器となり、晴れパの絶対的司令&超火力アタッカーとして日々活躍中。
ノコノコと歩む小さな甲羅から繰り出される、対戦環境を真っ赤に染め上げる太陽の炎。
足の遅さも最強の武器になることを証明した、最高の下克上ポケモンでしたね!
あなたが一番思い出深いのは、どの世代のコータスですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!



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