バシャーモのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

第3世代『ルビー・サファイア』で炎タイプの御三家として登場した、もうかポケモン、バシャーモ。

「ほのお・かくとう」という強力な複合タイプと高い攻撃性能を持ちながらも、登場初期は素早さ80の絶妙な遅さがネックとなり、不遇な扱いを受けることもありました。

しかし、隠れ特性「かそく」を手に入れたことで人生が激変。
毎ターン素早さが上昇する悪魔的な性能で相手を次々と上からなぎ倒す「全抜きエースの最強戦士」へと覚醒を果たします。

今回は、そんなバシャーモが歩んだ激動の対戦史を振り返ります!

バシャーモの概要

バシャーモのデータ


バシャーモ
全国図鑑No.0257初登場世代第3世代
タイプほのお
かくとう
重さ技威力80
通常特性1通常特性2
もうかー
隠れ特性
かそく

メガバシャーモ
タイプほのお
かくとう
重さ技威力80
特性
かそく

バシャーモの種族値


バシャーモ
HP攻撃防御特攻特防素早合計
80120701107080530

メガバシャーモ
HP攻撃防御特攻特防素早合計
801608013080100630
※攻撃+40,防御+10,特攻+20,特防+10,素早さ+20
第3世代の炎御三家担当のイケメン。
種族値的には中速両刀アタッカーの配分であり、火力は高いが中途半端な素早さがネックとなっていた。

同じ炎の御三家「ゴウカザル」の劣化と言われる時期を乗り越え、第5世代で「かそく」を獲得して大覚醒を果たす。
弱点だった中途半端な素早さが改善され、優秀な複合タイプと攻撃性能を生かして一気にトップメタへと駆け上がった。

6世代ではメガシンカも獲得。
特性は変わらず「かそく」であり、火力も素早さもさらに上昇。結論パの一角にも名を連ねた。

その後も常に「強いポケモンの代表」となり、高い使用率をキープしている。
特性一つで評価が一気に変わるポケモンバトルのおもしろさを体現している存在である。

バシャーモの歴史と評価

バシャーモが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

「こらえる+きしかいせい」で猛威を振るう

炎・格闘の優秀すぎる技範囲をもって登場。
この複合は攻撃側として極めて優秀な組み合わせであり、一致技だけで7タイプの弱点を突くことができる。

この世代ではまだ先制技が蔓延していなかったのもあり、「こらえる」で「カムラのみ」を発動して威力300の「きしかいせい」を叩き込む戦法がメジャーだった。

同じ「こらきし」戦法の先駆者でありライバルの「ヘラクロス」と人気を分けており、どちらも優秀な格闘アタッカーとして君臨していた。

バシャーモは両刀気味の種族値を生かした「もうか」発動のほのお技を撃てるのが大きな差別化点であり、ゴーストタイプや飛行タイプに打点をもてるのが偉かった。

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

強力なライバル「ゴウカザル」登場

第4世代は技の分類が変更され、炎物理技の「フレアドライブ」を習得し、物理一本でも戦えるようになった。
格闘技では「ばかぢから」を習得。残念ながら「インファイト」を覚えないため連発には向いていない。

先制技を搭載するポケモンが増えたり、砂や霰によるダメージが頻発することから「こらきし」戦法は下火に。

バシャーモ自体が弱体化したわけではないが、最強にして最大のライバル「ゴウカザル」が登場してしまった。

「同じ炎御三家」で「同じ複合タイプ」で「同じような両刀配分の種族値」という被り具合。ゲーフリどういうつもり?

ゴウカザルは素早さ108という非常に優秀なスピードをもつのが最大の強みであり、素早さ80のバシャーモにとっては厳しすぎる現実。

火力自体はバシャーモの方が高いが、「インファイト」の有無が大きく、高火力を連発できるゴウカザルに軍配が上がっていた。
他にも「マッハパンチ」「とんぼがえり」「ねこだまし」「くさむすび」「アンコール」など、バシャーモが覚えない技で器用な動きができる。

総合的に考えて「バシャーモはゴウカザルの劣化」というレッテルを貼られてしまった世代であった。

第5世代(ブラック・ホワイト)

「かそく」解禁!一気に対戦界のトップへ!

第5世代では隠れ特性で「かそく」を獲得。
ポケモン対戦史に残る大強化をもらい、一気にトップメタへと駆け上がった。

「毎ターン素早さが1段階上がる」というシンプルなものだが、アタッカー性能が高く、技範囲が広いバシャーモとは相性抜群。
なにより悩んでいた中途半端な素早さを一瞬で解決してくれたのである。

この世代で威力130に強化された「とびひざげり」を習得し、瞬間火力が大きく上昇。連発もできるようになったのはエースとして心強い。

「つるぎのまい」「ビルドアップ」「つめとぎ」といった積み技も完備しているため、「かそく」と合わせて誰にも止められない全抜きアタッカーとなることも可能であった。

かつてのライバル「ゴウカザル」を一気に置き去りにしたどころではなく、全ポケモンの中にライバルなんて存在しないほどのアイデンティティを獲得し、一躍時の人となった。

第6世代(X・Y・ORAS)

メガシンカによってさらに強化

第6世代ではメガシンカを獲得。
特性は変わらず「かそく」であり、火力や素早さが上昇するシンプルな強化形態と言って良い。

この世代から「かそく」と「バトンタッチ」が両立できるようになり、後ろに繋ぐ動きも可能になってさらに強化されたと言える。

前世代に引き続き最強クラスの全抜きアタッカーであり、相性の良い「サンダー」「ナットレイ」と組ませた「バシャナットサンダー」は第6世代を代表する超メジャーなトリオとなった。

この世代では「ファイアロー」が大暴れしており、最大の天敵であった。何度加速しても上から縛られてしまう関係であり、常に意識して運用しなければならない。
また、フェアリータイプが追加されて強化された「マリルリ」の「アクアジェット」も大の苦手。

こんな天敵がトップメタに存在したにもかかわらず、バシャーモは「結論パ」と呼ばれるパーティの一員に名を連ねていた。
常に一桁順位をキープしており、対戦界のトップ層にしっかりと君臨していた。

第7世代(サン・ムーン)

強化要素が多く全盛期を迎える

第7世代では環境が追い風となってさらに使用率を上げた。

・メガシンカの仕様が変更され、初速からS100で動くことができるようになった。
・天敵だった「ファイアロー」が姿を消し、「カプ・テテフ」の登場により先制技もケアしやすくなった。
・麻痺の仕様も変更され、かそく2回で相殺できるようになった。そもそも「カプ・レヒレ」の流行で状態異常になることも少ない。

このように環境と非常にマッチしており、エースとして文句なしの活躍を果たしていた。

Zワザとの相性も抜群

元々メガシンカに依存しているポケモンではないため、通常状態で「Zクリスタル」を持たせる型も非常に強力。

「フレアドライブ」「とびひざげり」を反動やリスクなしの超高火力技にできる。
また、草・電気・岩といったサブウェポンを役割破壊として刺すことができる点も極めて優秀。

メガとはまた一味違った技範囲で運用することができ、他にメガ枠を使えることもおいしい要素。
苦手な「アシレーヌ」「カプ・レヒレ」「マリルリ」等を意識してサブウェポンとZワザを考えていきたい。

第8世代(ソード・シールド)

ダイマックス環境にも適応

第8世代では『冠の雪原』で無事入国を果たす。
「とびひざげり」を剥奪されてしまったが、念願の「インファイト」を習得し、ようやく安定した格闘技を獲得。
他にも「とんぼがえり」や「はどうだん」を覚え、技方面は強化傾向にある。

メガシンカが廃止されてしまったのは痛いが、新システム「ダイマックス」との相性は極めて良好。
技範囲が広く、「ダイナックル」「ダイジェット」「ダイアース」といった自身を強化する技を自然に使うことができる。
ダイマックスが切れたら「バトンタッチ」で上がった能力を仲間に引き継ぐことも可能。

「大ダイジェット時代」のため、バシャーモのスピードに追い付いてくるポケモンも増えているが、それでも「かそく+広範囲+高火力」が廃れることはなく、この世代でも優秀な性能を発揮していた。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

テラスタルとの相性もバッチリ!

第9世代では『藍の円盤』で無事内定。
同じタイプに「Pケンタロス(炎)」が登場したが、差別化は考えなくて良いだろう。

新システム「テラスタル」環境にもしっかり適応。
弱点を透かすことによって安全に「かそく」や「つるぎのまい」のターンを生み出すことができ、役割破壊にも使える。

1ターン生き延びるだけで一気に状況を変えることができるバシャーモにとって非常に相性の良いシステムであり、この世代でもしっかりと活躍を果たした。

自身がエースにもなれるが、強力なポケモンが多数登場したことにより、上がった能力を「バトンタッチ」で後ろに引き継ぐ戦術がさらにメジャーに。

相変わらず何をやらせても一定の活躍が確約されているような高スペックポケモンであった。

ポケモンチャンピオンズ

メガシンカ復活!

チャンピオンズでは『レギュM-B』から登場し、久しぶりにメガシンカも復活。
「メガバシャーモ」としては初めて「インファイト」が使える環境である。

その他はあまり変わらず、広範囲の技を生かしてエースを張りつつ、苦手な相手がきたら「バトンタッチ」で逃げることも可能。

他に優秀なメガ勢も増えているが、「かそく」の圧力と突破力は健在であり、チャンピオンズでも高い使用率をキープしている。

まとめ

諦めなかった拳が掴んだ「下剋上の絶対王者」

バシャーモの歴史は、まさに「ゴウカザルの劣化と言われ続けた第4世代の屈辱を耐え抜き、『かそく』という最強の翼を得て対戦環境のトップへと駆け上がった、ドラマチックな下剋上の歴史」でした!

3世代:先制技が少ないのもあり「こらきし」戦法で高い突破力を発揮。

4世代:「ゴウカザル」の劣化と言われ続けた世代であり、不遇すぎる時間を過ごす。

5世代:「かそく」解禁で人生激変!最強クラスのアタッカーへ変貌する。

6~7世代:メガシンカにより全盛期を迎える。結論パの一員にまで上り詰める。

8~9世代:ダイマックス・テラスタルに適応しながら高いスペックを発揮。

チャンピオンズ:メガシンカ復活!「かそく」の優秀さは廃れることなく活躍中。

「まもる」だけで加速し、ひとたび隙を見せれば一瞬でゲームを終わらせる突破力。

不遇から頂点へ昇りつめたその姿は、まさに格闘タイプの鑑と言えるカッコよさですね!

あなたが一番思い出深いのは、どの世代のバシャーモですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

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