カメックスのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

初代御三家の水タイプ担当、カメックス。
当時結構レアだった青バージョンのパッケージを飾り、背中の重厚なキャノン砲で当時のちびっ子たちを魅了した存在です。

しかし対戦においては、優秀な水タイプのライバルたちが大量に存在し、独自の強みを見つけるまで長い模索の旅が続くことになります。

今回はそんなカメックスの激動の対戦史を振り返ります!なかなか不遇だったよね…

カメックスの概要

カメックスのデータ


カメックス
全国図鑑No.0009初登場世代第1世代
タイプみず重さ技威力80
通常特性1通常特性2
げきりゅうー
隠れ特性
あめうけざら

メガカメックス
タイプみず重さ技威力100
特性
メガランチャー

カメックスの種族値

第1世代
HP攻撃防御特殊素早合計
79831008578425
第2世代以降
HP攻撃防御特攻特防素早合計
79831008510578530
※特殊分岐で特防が85→105へ上昇

メガカメックス
HP攻撃防御特攻特防素早合計
7910312013511578630
※攻撃+20,防御+20,特攻+50,特防+10
重厚感あふれる佇まいが魅力のカメックス。
優秀なポケモンが多く存在する水タイプの中で、残念ながらずば抜けた存在ではなかった。

耐久力自体は非常に高く、水単タイプであるため弱点も少ない。
安定感抜群で一撃で沈むことは少ないが、高速再生技は一切覚えない。
THE器用貧乏といった苦しい立ち位置が長く続いたポケモンであった…

長らく背中の砲台が飾りだったが、6世代でメガシンカが実装され一気にアタッカーとしての資質が開花した。
「メガランチャー」の特性で「あくのはどう」「はどうだん」といった波動技を実質タイプ一致で放てるのは大きな個性となった。

カメックスの歴史と評価

カメックスが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

スターミーやラプラスの陰に隠れる

第1世代の対戦環境は、まさに「ふぶき」最強時代。水タイプであるカメックスも当然「ふぶき」を習得でき、平均以上の耐久と攻撃性能で戦うこと自体はできました。

……が、当時の水タイプには、圧倒的素早さと技範囲を持つ「スターミー」、圧倒的耐久と特殊火力を持つ「ラプラス」、そして「シャワーズ」や「パルシェン」などの強力すぎるライバルがズラリ。

「決して弱くはないけれど、あえてカメックスを選ぶ理由が薄い」という、早くも器用貧乏の泥沼に足を踏み入れるスタートとなりました。

第2世代(金・銀・クリスタル)

「ミラーコート」や「こうそくスピン」を習得!

特殊分岐の影響で特防が85→105へ上昇し、さらに耐久力に磨きがかかった第2世代。

新技「ミラーコート」を習得し特殊技を倍返しして奇襲することができるようになり、「こうそくスピン」によって貴重なまきびし解除要因としても働くことができた。

やれることは自体増えたが、環境を支配していたカビゴンやサンダーに弱いこともあり立ち位置は微妙なまま。同じ水単タイプの耐久系「スイクン」が爆誕したこともつらいところ。

さらに器用貧乏感に磨きがかかってしまった世代とも言えるだろう。

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

さらにライバルが増加!冬の時代は続く…

御三家専用特性「げきりゅう」が実装された第3世代。

同じ水御三家の「ラグラージ」が登場してしまい、さらに厳しい状況へと追い込まれた。
ラグラージは電気無効で弱点は草のみ、そして地震をタイプ一致で使える。さらにミラーコートも覚えてしまう。
完全にお株を奪われてしまうこととなった。

初代御三家としての威厳は全く感じない世代であった…

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

渋い活躍が光るがライバルが強すぎる…

第4世代ではカイオーガの代名詞だった大技「しおふき」を獲得!
タイプ一致先制技の「アクアジェット」も貰ってしっかり強化された。

ねこだましやあくびによって渋い活躍は期待できるが、どうしても他の水タイプたちが気になるところ。

この世代は水タイプにとっても大インフレ時代。「スイクン」「ギャラドス」「エンペルト」など強力な競合が立ち塞がり、またしても「技は強いのに枠が足りない」というもどかしい立ち位置に留まります。

第5世代(ブラック・ホワイト)

相変わらず器用に立ち回る亀さん

隠れ特性は「あめうけざら」を獲得。
確かに高い耐久力との相性は良いが、わざわざカメックスを採用する理由としては弱すぎた。

まだパルシェンやアバゴーラと違ってからをやぶるを覚えないので爆発力は一切なし。

ドラゴンタイプの高火力が猛威を振るっていたこの時代、カメックスは一発は耐えることが多いため、反撃で自分の色を出していきたいところである。

もはやお馴染みとなってきた「悪くはないんだけど……」という評価を抜け出せないもどかしい時代でした。

第6世代(X・Y・ORAS)

メガシンカで広範囲アタッカーへ変貌!

初代から長らく続いた「カメックス独自の強み」探しの旅に終止符が打たれた。

メガシンカを獲得し「メガランチャー」の特性を与えられた。
波動技である「はどうだん」「あくのはどう」等を1.5倍の威力で扱うことができ、広範囲&高火力の特殊アタッカーとして生まれ変わったのである!

今までの「器用貧乏」から「器用でパワフルなエース」へと華麗な転身であった。

また、トリプルバトルでは、完全にトップメタの位置へ駆け上がった。
サポートを受けて「しおふき」で全体攻撃、そして端へと届く波動弾も強い。

今までの不遇が嘘のように自分の居場所を見つけることができたのだ!長かったなぁ…

第7世代(サン・ムーン)

トリプル廃止!苦手な相手も増えたが十分な活躍

ホームグラウンドだったトリプルバトルは廃止されてしまった。短い春だったね…

そして新登場した「カプ・コケコ」「カプ・レヒレ」「アシレーヌ」など厳しい相手も増えてしまった。
結構な逆風がカメックスを襲うこととなった。

途方に暮れていたカメックス選手だったが、ダブルバトルで自分の居場所を見つける。

ダブルのトップメタである「ガオガエン」「ランドロス」に強いのは大きな特徴であり、ダブルで優秀な猫騙しや潮吹きも使える。普通に強い。

相性の良い「カミツルギ」を相棒とし、どちらかの高火力を押し付ける「カメツルギ」も流行した。

トップ層とまではいかないが、一定の評価を得ていた時代と言えるだろう。
まぁメガ貰ってるしそんくらいやってもらわないとね…

第8世代(ソード・シールド)

メガ廃止でも「からをやぶる」で殻を破った

メガシンカが廃止され、また「超器用貧乏時代に戻るのか…」と思いきや、長年待ち望まれた「からをやぶる」をついに習得!

文字通り殻を破ることに成功し、通常カメックスの歴史としては最大の転換期となった。

長年苦しんでいた平坦な種族値配分も、物理特殊どちらも可能で読まれづらい強みへと変わった。
昔から器用すぎるほど豊富な技を覚えていたのも殻を破るとの相性が良かった。

元より一発耐えるのは得意であったため、殻を破る機会も作りやすく、単体性能では圧倒的に強化されたと言って良いだろう。

相変わらずライバルが強いため使用率は伸びなかったが、間違いなくカメックスの歴史を変えた世代ではあった。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

「テラスタル」×「殻を破る」の脅威は健在

第9世代でも「からをやぶる」を引っさげて参戦。
弱点を消すための「草テラス」や「電気テラス」で殻を破るタイミングを無理やり作ることが可能となった。

「ウェーブタックル」「アイススピナー」を習得し、物理技も十分すぎるほど潤沢となった。どこまで器用なんだこの亀。

相手からすれば「一回でも隙を見せたら殻を破られて試合が終わる」という圧をかけられる存在になり、かつての「器用で便利な受け枠」から「通せば止まらないフィニッシャー」として自分の地位を築いている。

ポケモンチャンピオンズ

「からをやぶる」とメガの両立!やったね!

チャンピオンズでメガシンカが復活し、また砲台を使ったアタッカーとして働けるようになった。

殻を破るを習得してから初のメガ環境ということで、アタッカー性能はさらに上昇。

タスキは持てないが、メガカメックスの耐久力なら一発耐えることは造作もない。
速さ・火力・範囲の全てを兼ね備えたポケモンとなった。

なんと「しおふき」は初期環境でカメックスのみの専用技。
ダブルの適性も相変わらず高いため、十分すぎるほどの活躍を見せている。

まとめ

泥臭く技を磨き続けた「大器晩成の砲台」

カメックスは「コツコツと技とシステムを手に入れて覚醒した大器晩成型」と言えます。

平均的な種族値やライバルの壁が高く、自分の存在意義を見つけるまでに相当な時間を要してしまった。

初期:強力なライバルたちに囲まれた器用貧乏時代

中期:ダブルバトルやサポート技で居場所を模索

6世代:メガ獲得、トリプルバトルで覇権

8世代:からをやぶる獲得、アタッカーへ変貌

チャンピオンズ:メガと殻を破るの両立で屈指のパワーを得る

長い長い下積み時代を経て、ついに背中のキャノン砲に見合う圧倒的火力を手に入れたカメックス。

下積み時代は
「背中の砲台は飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。」状態だったもんなぁ…

でもコツコツ頑張れば報われるということを教えてくれた、そんなポケモンです。

あなたが思い出深いのはどの世代のカメックスですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

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