ピクシーのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

初代『赤・緑』から登場し、ピッピから「つきのいし」で進化するピクシー。

その愛くるしい見た目と「ゆびをふる」のイメージから、エンタメ系のポケモンと思われがちですが、対戦界においては「最も相手にしたくない詰ませ性能の鬼」として恐れられてきました。

今回は、そんなピクシーが歩んだ「ノーマル時代の試行錯誤」から「フェアリー界の要塞」へと至る恐ろしい対戦史を振り返ります!

ピクシーの概要

ピクシーのデータ


ピクシー
全国図鑑No.0036初登場世代第1世代
タイプフェアリー重さ技威力60
通常特性1通常特性2
メロメロボディマジックガード
隠れ特性
てんねん
※第5世代まではノーマルタイプ、第6世代からフェアリータイプ。
※第4世代から「マジックガード」が追加。

メガピクシー
タイプフェアリー
ひこう
重さ技威力60
特性
マジックミラー

ピクシーの種族値

第1世代
HP攻撃防御特殊素早合計
9570738560383
第2世代~第5世代まで
HP攻撃防御特攻特防素早合計
957073859060473
※特殊分岐で特防が85→90へ上昇。
第6世代以降
HP攻撃防御特攻特防素早合計
957073959060483
※特攻が85→95へ上昇。

メガピクシー
HP攻撃防御特攻特防素早合計
95809313511070583
※攻撃+10,防御+20,特攻+40,特防+20,素早さ+10
種族値的には耐久が少し高めの平均的な配分。
初代~5世代まではノーマル単タイプであり、数多くのライバルと共に歩んできた。

ノーマル由来の豊富な技を生かして戦っていくのが基本スタイル。

特性「マジックガード」は搦め手に強く、隠れ特性「てんねん」は相手の積みアタッカーを止めるのに役立つ強特性。

6世代でフェアリータイプに変更され、優秀な特性も相まって「ピンクの悪魔」とも言えるような凶悪なポケモンとなった。

チャンピオンズではメガシンカが実装され、トゲキッスと同じフェアリー・ひこうとなった。
特性は「マジックミラー」になり、相手の変化技を完全シャットアウト。
耐久型としての資質がさらに高まったと言える。

ピクシーの歴史と評価

ピクシーが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

器用さはピカイチ、ノーマル激戦区時代

初代のピクシーはノーマル単タイプで登場。

覚えられる技が非常に豊富で「10万ボルト」「ふぶき」「だいもんじ」などを網羅する技範囲の広さが魅力だった。

ピクシー自体の性能は悪くないが、当時は最強のノーマルタイプとして「ケンタロス」が王に君臨しており、耐久力に優れた「ラッキー」や「カビゴン」などのライバルも存在していた。

素晴らしい器用さはもっていたが、ずば抜けた部分がなく、ライバルの陰に隠れたスタートとなった。

第2世代(金・銀・クリスタル)

「はらだいこ」で最強アタッカーへ変貌

特殊分岐の影響で特防が85→90へ上昇した。
あまり変わらないが下がるより全然ありがたい。

ノーマル単タイプでそれなりの耐久力をもち、相変わらず数多くの技を習得する器用さを持ち合わせる。

2世代では「アンコール」「はらだいこ」「つきのひかり」と優秀な補助技を習得し一気に化けた。

「アンコで縛ってはらだいこを決める」という現在でも使われるようなコンボを実現することが可能に。

「はらだいこ」を覚えるポケモンでは唯一高速再生技「つきのひかり」を使えるため、減った体力を回復させてまた次の機会を待つという柔軟な立ち回りも可能であった。

ちなみにこの「アンコール+はらだいこ」はこの環境ではイカれてるコンボであったため、大会によっては禁止コンボに指定されている。

豊富すぎる攻撃技と優秀な変化技を組み合わせて戦うスタイルを確立した。
エースを務めることもでき、サポーターとしても優秀という超絶器用なポケモンと言って良いだろう。

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

努力値の仕様変更により弱体化

努力値のシステムが変更され、全てのステータスに努力値を振ることができなくなった。

ピクシーは全てに努力値をいれることで圧倒的な安定感を誇っていたため、結果的に大きな弱体化を喰らったことになった。

ダブルバトルでサポーター役に

「このゆびとまれ」を習得し、ダブルバトルに自分の居場所を見つけることができた。

もとより安定感のある耐久力と弱点の少なさが魅力だったため、相棒を守る役目としてはうってつけ。

また「こごえるかぜ」で殴りながらデバフを撒くこともでき、サポーターとして非常に質が高いポケモンであった。

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

「マジックガード」解禁! 毒も火傷もステロも効かない衝撃

ピクシーの人生がまた違った方向に大きく動き出したのが第4世代。
神特性「マジックガード」を獲得したことで大幅に強化された。

マジックガードの恩恵としては…

  • 毒や火傷の定数ダメージ無効
  • ステルスロックや撒き菱のダメージ無効
  • 麻痺の痺れにもならない(素早さは下がる)
  • いのちのたまの反動ダメージ無効

上記のような効果があり、この特性により「毒々で崩されない受けポケモン」という唯一無二の個性を獲得。

「コスモパワー」「たまごうみ」等を組み合わせた要塞型が極めて強力な型となった瞬間であった。

この時代から「ピクシーといえば硬くてめんどくさい」というイメージが強くなっていくことになる。

「いのちのたま」の反動なしでアタッカーも可能

マジックガードは「いのちのたま」の反動も受けないようになるため、無条件で火力を底上げすることが可能となる。

特攻が特別高いわけではないが、技範囲が非常に広く、弱点を突くことを前提とすればそれなりのアタッカーとなる。

耐久型だと思っている相手への奇襲としては十分すぎる性能であり、相手からしたら厄介なポケモンとなった。

第5世代(ブラック・ホワイト)

「てんねん」解禁!でもまだあまり使われなかった

隠れ特性は「てんねん」を獲得。
マジックガードに続き強力な特性を与えられた。

今思うと意外だが、基本的にてんねんよりもマジックガードの方が推奨されていた印象。
てんねんが猛威を振るうのは数年後である…

ちいさくなるが回避率2段階UPに

第5世代で「ちいさくなる」の仕様が変更され、回避率が2段階アップするようになった。

「ちいさくなる」と「コスモパワー」や「みがわり」で完全要塞を作り上げ、相手を絶望させる最低最悪な戦法が確立してしまった。

このピンクの悪魔に降参させられた人も多いだろう。

第6世代(X・Y・ORAS)

フェアリータイプへ変更!新たな役割をゲット!

第6世代では特攻が85から95へと上昇した。
ありがたい修正ではあるが、そんなことより大きな出来事が起きた。

歴史的なタイプ変更が行われ、ノーマルからフェアリー単タイプになったのだ。
妖精ポケモンであり、イメージ的にはバッチリである。

このタイプ変更により、今まで苦手だった格闘タイプが急に得意になった。

弱点の数自体はノーマル時代より増えてしまうが、猛威を振るっていたドラゴン技無効というのは非常に強力。

この時代くらいから「てんねん」の有用性が浸透し始めた。
相手の「つるぎのまい」や「りゅうのまい」を無効化しつつ、こちらは積み技使い放題という動きが凶悪であった。

4倍弱点がなく、比較的高めの耐久力があるため、一撃で倒される心配が少ないのが魅力。
非常に安定感のあるピンクの悪魔であった。

第7世代(サン・ムーン)

フェアリーが増えたが独自路線を行く

第7世代ではカプ系やミミッキュなど強力なフェアリータイプが一気に増えたが、ピクシーは独自の路線で一定以上の採用率を誇っていた。

この時代の新システム「Zワザ」が必中であるため、「ちいさくなる」の回避型は数を減らした。

しかし、優秀すぎる特性2種と豊富な技によって数多くの役割をこなすことができる。
相手目線では型が読みづらく非常に厄介なポケモンである。

「マジックガード」も「てんねん」も固有特性というわけではないが、唯一のフェアリータイプということで大きな存在感を放っている。

第8世代(ソード・シールド)

ダイマックス環境でもストッパーとして活躍!

第8世代でも持ち前の器用さと優秀な耐性、耐久力で唯一無二の性能を発揮。

ダイマックス技によって能力を上げるポケモンが続出し、「じゃくてんほけん」の増加で積みエースも爆増。

それらを無効化できる「てんねん」の価値も相対的に上昇し、ストッパーとしての役割を果たした。

種族値自体が高いわけではないため、天候やフィールドの乗った高火力のダイマックス技を連発されると苦しい部分もあるが、それでも多くのアタッカーを止める防波堤として機能していた。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

「てんねん」のライバルが増えた

前世代同様、多彩な技を駆使しながら読まれづらさを武器に戦うスタイルは変わらない。

「マジックガード」「てんねん」の強力な2特性で唯一のフェアリータイプという希少価値は変わらず。

しかしこの世代で「ラウドボーン」「ドオー」という「てんねん」のライバルが登場した。

タイプが全く違うため差別化は問題ないが、どちらも高い耐久力と優秀なタイプ、豊富な搦め手を所持している強ポケモンである。

チャンピオンズ

メガシンカでさらに厄介な存在に

チャンピオンズではメガシンカを使うことができるようになった。
フェアリー・ひこうの複合タイプに変化し、特性が「マジックミラー」になる。

非常に優秀な複合タイプであり、「ガブリアス」の一致技であるドラゴン・じめん技をどちらも無効化できる。

もちろん今までどおり積み技と高速回復技を両立できるため、突破不可能な要塞になって相手に絶望を与えることが可能。

メガシンカが必須というわけではなく、通常形態の強みもあるため、メガストーンを持たせていてもメガしない選択肢は十分あり。

元々豊富な型が武器だったが、読まれづらさがさらに増して厄介すぎる存在となった。

まとめ

見た目に騙されると詰む「最凶のフェアリー」

ピクシーの歴史は、まさに「器用なノーマルタイプから、特性と技で相手を絶望させるピンクの要塞への進化」でした。

初代:群雄割拠のノーマル勢で地味な存在。

2世代:補助技を多く習得。「はらだいこ」「アンコール」「つきのひかり」で急激に強化された。

4~5世代:優秀すぎる特性と「ちいさくなる」で相手に絶望を与える存在に。

6〜9世代:フェアリーへと華麗な転身。ドラゴンキラーの絶対的ストッパーへ。

チャンピオンズ:メガシンカ爆誕。型が豊富となり対処がさらに困難に。

「選出画面にいるだけでうんざり」「対面したらめんどくさすぎる」ポケモンとして語り継がれるピクシー。

かわいい見た目とは裏腹に多くのポケモントレーナーに絶望を与えてきました。

あなたが思い出深いのはどの世代のピクシーですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

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