キュウコンのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

初代『赤・緑』から登場し、九本の美しい尾と神秘的なエピソードでトレーナーを魅了してきたキュウコン。

対戦においては、高い素早さと搦め手を駆使しながらアイデンティティを模索し、数多く存在する炎タイプのライバルたちとしのぎを削ってきました。

世代を重ねるごとに「天候」というポケモンの根幹システムを自在に操る存在へと化け、環境の第一線で戦えるようになりました。

今回は、そんなキュウコンが歩んだ「天候支配の歴史」を振り返ります!

キュウコンの概要

キュウコンのデータ


キュウコン
全国図鑑No.0038初登場世代第1世代
タイプほのお重さ技威力40
通常特性1通常特性2
もらいびー
隠れ特性
ひでり

Aキュウコン
タイプこおり
フェアリー
重さ技威力40
通常特性
ゆきがくれ
隠れ特性
ゆきふらし

キュウコンの種族値

第1世代
HP攻撃防御特殊素早合計
737675100100424
第2世代以降
HP攻撃防御特攻特防素早合計
73767581100100505
※特殊分岐で特攻が100→81へ低下。

Aキュウコン
HP攻撃防御特攻特防素早合計
73677581100109505
初代から登場しているふつくしい狐。
素早さが激戦区の100族であり、そこが強みでもある。

第5世代で隠れ特性「ひでり」を与えられたことによって人生が激変。

ポケモンバトルの根幹に関わる「天候」を司ることができるよになった。

第7世代ではリージョンフォームも登場。
こおり・フェアリーの「ゆきふらし」となった。
こちらも貴重な天候特性であり、大きな個性となっている。

性能面は良くも悪くも「天候」が占める割合が高く、パーティのコンセプトをはっきりさせて使っていきたいポケモンである。

キュウコンの歴史と評価

キュウコンが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

炎タイプ最強と呼ばれた

初代の炎タイプは基本的に不遇。
こおりを半減できず、当時猛威を振るっていた「ふぶき」を受けることができない。

初代では特殊100、素早さ100で非常に高水準であり、リザードンやウインディ、ギャロップといった炎のライバルよりも火力がでる。

とはいえ当時の炎タイプでシンプルなアタッカーをしてもたかが知れてるため、高めの素早さから繰り出す「あやしいひかり」「ほのおのうず」といったテクニカルな技を中心とした戦い方が本筋。

初代の拘束技は上から当て続ける限り一生俺のターンなため、一方的に相手を削りきることも可能。

そこに「どくどく」や「かげぶんしん」を絡めることで唯一無二の戦い方を披露していた。
ようするに害悪型である。

この友達を失くしそうな戦法によって、当時の炎タイプでは最強と言っても過言ではなかった。

第2世代(金・銀・クリスタル)

特攻低下と「さいみんじゅつ」の習得

第2世代で特殊が分岐し、特攻が100→81へ大幅に弱体化されてしまった。
これにより多くの炎タイプに火力面で劣る形になってしまった。

技方面では「さいみんじゅつ」を習得し、「搦め手で嫌がらせしていく」ことがキュウコンのスタイルというのが確立した世代と言える。

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

当時は珍しい「おにび」使いに

第3世代で「もらいび」の特性を獲得。
炎タイプを流しながら豊富な補助技を駆使する戦い方ができるようになった。

新たな技として「おにび」を習得。当時炎タイプで使えるのは他に「ヘルガー」のみであった。
ちなみに当時の命中率は75%。信用できないよね。

高めの特防と併せて「相手の物理火力を削ぎながら戦うテクニカル枠」としての道を見出したが、攻撃技が貧弱すぎて評価は低い世代であった。

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

サブウェポンを獲得、補助技もさらに豊富に

第4世代ではようやくまともな攻撃技をいくつか獲得。

とくに「エナジーボール」は相性補完が良く、覚えておくと便利である。
他にも「じんつうりき」「あくのはどう」等も習得したため、技範囲は大きく広がった。

変化技としては「わるだくみ」「めいそう」といった積み技を習得。
不足気味の火力を補うことができるようになった。

とはいえ、他の炎タイプも多くの技を覚えているため、単純なアタッカーとしては劣り気味。

やはり豊富な補助技を駆使しながら戦っていくのがキュウコンの生きる道であった。

第5世代(ブラック・ホワイト)

隠れ特性「ひでり」解禁!急激に覚醒を果たす

隠れ特性「ひでり」を獲得!!!

伝説のポケモン「グラードン」専用特性がなぜかキュウコンに与えられた。
この特性によってキュウコンの人生は大きく動き出すことになる。

これにより、場に出るだけで

  • 炎技の威力が1.5倍
  • 水技の威力が半減(実質等倍に)
  • 「ソーラービーム」を溜めなしで即発射
  • 「ようりょくそ」の仲間の素早さ2倍

という非常に強力な効果を手に入れることに。

当時は晴れパ自体が他の天候パに比べるとマイナーでパワー不足であったが、キュウコン自体にとっては大きすぎる強化であった。

ポケモンバトルで大きな影響を与える「天候」特性を得たことで、意識せざるを得ないポケモンへと昇華した。

第6世代(X・Y・ORAS)

メガリザードンYの登場と「天候5ターン化」の苦難

第6世代では天候システムに下方修正が入り、永続だった天候が5ターンに変更されてしまった。
5世代の天候が異常に強すぎた。

さらに、同じ特性「ひでり」を持ち、圧倒的な火力を誇る「メガリザードンY」が登場。

メガ後の日照りは相手の天候を上書きすることが可能なのも非常に優秀。
「晴れにするならメガリザYで良くない?」という厳しい比較を突きつけられ、再び冬の時代を迎えることになってしまった。

もちろん「メガ枠を使わない」ことや「持ち物が自由」な点はメガリザYにはない利点であるため、完全劣化というわけではない。

第7世代(サン・ムーン)

「アローラキュウコン」誕生!「オーロラベール」が高性能

第7世代ではリージョンフォームを獲得!
タイプが「こおり・フェアリー」へと劇的に変化し、特性「ゆきふらし」を獲得。

素早さが原種から9アップし109族になったのも嬉しいところ。

最大の武器は、天候があられの時しか使えない超強力な技「オーロラベール」である。

1ターンで「リフレクター」と「ひかりのかべ」を同時に貼るという今までにない破格の性能で、アローラキュウコンは「一瞬でパーティ全体の耐久をアップさせる最高の壁貼り役」として需要が拡大した。

基本的には壁を張ってなんぼのポケモンではあるが、あられによる必中吹雪を使えるため、種族値以上の火力を出すことが可能なのも嬉しい要素。

ガブリアス、ボーマンダ、ランドロス等、氷技がぶっ刺さるポケモン達が上位にいることもあり、強ポケキラーとしても働ける点は非常に優秀。

原種はさらに立場が悪くなった

第7世代で「コータス」の通常特性にひでりが追加され、キュウコンは涙を流すことになった。

メガリザードンYも健在であり、キュウコンが選ばれる割合はさらに減ってしまった。

コータスは足が遅すぎるおかげで天候合戦に強く、「ステルスロック」や「あくび」の起点作り技も覚える。
トリックルーム下で「ふんか」の超火力アタッカーを兼ねることもできるという強力すぎるライバルとなった。

第8世代(ソード・シールド)

ダイマックスを切らずに天候を奪取

第8世代でも原種・アローラの双方が参戦。

原種のキュウコン的には、メガリザードンYが姿を消したのが嬉しい要素。

しかし「ダイバーン」により誰でも晴れを展開できるようになってしまったのは頭が痛いところか。

ダイマックスシステムにより、晴れに限らず天候が目まぐるしく変わる環境であったため、ダイマックスの権利を使わずに天候を奪取できるのは優秀。

「おきみやげ」や「アンコール」等、優秀な変化技を新たに習得できたため、引き続き豊富な搦め手を生かして立ち回っていきたい。

キョダイラプラスがヤバすぎた

アローラの姿はというと、新たに登場した「キョダイラプラス」という超強力なライバルがヤバすぎた。

専用技「キョダイセンリツ」は、殴りながらオーロラベール」を張ることができる超性能。
しかも天候関係なし。イカれ性能である。

また、他のゆきふらしポケモンである「ユキノオー」「バイバニラ」「アマルルガ」の皆さんもオーロラベールを習得。

この中では圧倒的に足が速いため差別化には問題ないが、ライバルが増えたことは留意が必要である。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

こだいかっせいの発動にも使えるように

第9世代ではパラドックスポケモンの誕生により、「こだいかっせい」の特性が登場。

晴れによって強力なパラドックスポケモンをサポートできるのは大きな特徴である。

引き続きメガリザYは存在しておらず、「ダイバーン」も廃止されたため、目下のライバルは「コータス」だけ。

高い素早さと豊富な補助技を駆使して戦っていくスタイルは変わらない。

「あられ」が「ゆき」へ仕様変更!耐久力強化!

第9世代では天候「あられ」が「ゆき(こおりタイプの防御1.5倍)」へと仕様変更された。

あられによる毎ターンの定数ダメージが廃止されたのは少し痛いが、自身の耐久力は大幅に上昇した。

基本的には高い素早さから「オーロラベール」を貼るというお仕事は変わらないが、防御力上昇の恩恵で安定感が増したと言えるだろう。

ポケモンチャンピオンズ

メガリザードンYが帰還してしまった…

チャンピオンズでも原種、リージョン共に参戦。

原種的にはメガリザードンYが帰ってきてしまったのが一番のトピックか。

またあの頃と同じようにメガリザを差し置いて採用する価値を見出すのが難しくなってしまった。

メガなしのレギュレーションの際に使用率が上がるだろう。

メガユキメノコが登場してしまった

Aキュウコン自体は特に9世代と変わらず。
しかし、新メガシンカで「メガユキメノコ」が登場。

「ゆきふらし」の特性をもち、Aキュウコンよりも速い素早さ120族。
そして「オーロラベール」もしっかりと使える。

上から壁を貼るというアイデンティティを奪われてしまった感は否めない。

もちろんメガ枠を使用しないことや持ち物が自由なことで差別化はできているが、意識しなければならない存在となっている。

まとめ

天候システムと共に進化し続ける「美しき始動役」

キュウコンの歴史は、まさに「『天候』というポケモンバトルの根幹を味方につけて化けた歴史」でした。

初代~中期:豊富な補助技と害悪型で一定の活躍をみせる。

5世代:「ひでり」解禁!大きく使用感が変わる。

7世代:リージョンフォーム獲得。あられと壁貼りで新境地に。

8世代~現在:原種もリージョンも貴重な天候特性ではあるが、強力なライバルが増えている。

原種は「晴れ」、アローラは「雪」
どちらの姿も「天候」を司り、豊富な補助技で起点を作り続けている。
ふつくしいフォルムも相まって、知性派ポケモンの真骨頂を見せてくれている。

あなたが一番思い出深いのは、どの世代のキュウコンですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

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