ギャラドスのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

「はねる」しかできないコイキングが、レベル20で突然巨大な龍へと姿を変える衝撃の進化が特徴のギャラドス。
なぜドラゴンタイプではないのか。

「みず・ひこう」という優秀なタイプと圧倒的な種族値を持ち、対戦界においては「技の仕様変更が入った第4世代から現在まで、一貫して強くあり続けた安定度抜群のポケモン」として圧倒的な信頼を誇っています。

今回は、そんなギャラドスが歩んだ「永遠の環境トップ層」としての歴史を振り返ります!

ギャラドスの概要

ギャラドスのデータ


ギャラドス
全国図鑑No.0130初登場世代第1世代
タイプみず
ひこう
重さ技威力120
通常特性1通常特性2
いかくー
隠れ特性
じしんかじょう

メガギャラドス
タイプみず
あく
重さ技威力120
特性
かたやぶり

ギャラドスの種族値

第1世代
HP攻撃防御特殊素早合計
951257910081480
第2世代以降
HP攻撃防御特攻特防素早合計
95125796010081540
※特殊分岐で特攻が100→60へ低下。

メガギャラドス
HP攻撃防御特攻特防素早合計
951551097013081640
※攻撃+30,防御+30,特攻+10,特防+30
みず・ひこうの優秀な複合タイプであり、攻撃種族値125を誇る典型的な物理アタッカー。

第3世代までは物理技に恵まれず、その高いスペックをイマイチ発揮できずにいたが、第4世代で覚醒。

技の分類が変更されたことにより、物理アタッカーとしてトップクラスのポケモンとなった。

6世代ではメガシンカを獲得。
素早さは上がらないが、火力・耐久ともにバランスよく上昇し、特性が「かたやぶり」に変化。
エースとしてさらに扱いやすくなったと言える。

優秀なタイプと特性、種族値を生かして常に環境の最前線に居座り続けている最強の出世魚ポケモンである。

ギャラドスの歴史と評価

ギャラドスが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

超高種族値!…しかし電気4倍が痛すぎた

初代のギャラドスは特殊分岐前ということで特殊100という高い数値を誇る。
今の基準で言うと580族であり、伝説クラスである。

「ハイドロポンプ」「ふぶき」「10まんボルト」「だいもんじ」と優秀な特殊技を網羅しており、技範囲が非常に広い。
特攻100はスターミーと同じ数値であることを考えれば特殊アタッカーとして十分戦える性能だったと言えるだろう。

逆に物理技には全く恵まれず、まともな技は「はかいこうせん」だけという男らしすぎるポケモンだった。
物理のメインウェポンを探し続ける人生が始まったのであった…。

数値上は強力な性能に思えるが、でんき4倍が致命的だった。
この時代は「スターミー」や「サンダース」をはじめ、多くのポケモンが「10まんボルト」を撃ちまくる時代であったため、ギャラドスにとっては苦しい環境だった。

間違いなく強い数値を持ち、実際に弱いわけではないが、その高い才能を生かしきれないスタートとなった。

第2世代(金・銀・クリスタル)

特攻が大幅に低下して火力不足が深刻に

第2世代の特殊分岐で特攻が100から60へ大暴落。
40もの下げ幅はもはや別ポケモンと言っても過言ではないレベルである。

相変わらずまともな物理技はほとんどなく、特攻が下がった影響で特殊技も悲しい火力に。

一応「めざめるパワー」が登場したおかげで飛行タイプの物理技を手に入れることができたため、「カイリキー」や「ナッシー」を殴ることが可能となった。

台頭してきた格闘タイプや地面技への耐性は非常に優秀であり、「技さえ整えば活躍できるのに!」と言いながら苦しい時代を過ごしていた。

間違いなくギャラドスの歴史上最も地味な世代であった。

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

特性「いかく」と優秀な技を習得!

第3世代ではシンプルに優秀な「いかく」の特性を獲得!
物理耐久が若干不安なギャラドスにとって最高の相性であり、非常に強力だった。

技方面ではようやくまともな物理技「じしん」を習得したことが大きい。
タイプ不一致とはいえ、威力・命中100の技はやはり優秀。

そして代名詞とも言える新技「りゅうのまい」を習得!
不足気味の火力と素早さを上昇させることができるようになった。

まだまだ技のラインナップは寂しかったが、後の世代で物理エースとして大暴れする土壌が作られた世代であったと言えるだろう。

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

超強力なポケモンへと昇華

第4世代では技の分類が変更され、その恩恵を最も受けたのがギャラドスであった。

ついに「たきのぼり」が物理技になり、「こおりのキバ」や「ストーンエッジ」「げきりん」といったサブウェポンも一気に充実。

「いかく」で相手の攻撃を下げて隙を作り、「りゅうのまい」を積んで「たきのぼり・じしん・こおりのキバ」で全抜きする黄金パターンが完成し、対戦環境のトップへと駆け上がった。

これまで高いスペックを持ちながらもその性能を100%発揮できていなかったが、この世代でようやく全ての力を解放することができたのである。

ここから常に環境に顔を出し続ける優秀な強ポケモンとしての人生を歩むことになった。

第5世代(ブラック・ホワイト)

隠れ特性「じしんかじょう」で抜き性能アップ!

隠れ特性として「じしんかじょう」を獲得した。
「いかく」よりも汎用性は落ちるが、一度敵を倒すと大きなリターンを得られるようになった。

場に出したときに特性がバレるため、警戒されやすいのも少し難点であった。

全抜きエースとしてはさらに性能が上がったと言って良いだろう。
まぁ基本的には「いかく」の方が使いやすいのは間違いないが。

「いかく」で運用する際は、「でんじは」や「ゴツゴツメット」を駆使して戦う型も増えていた。

突破できない相手も増えた

第5世代では「ナットレイ」「ブルンゲル」といった突破が難しいポケモンが新登場した。

「水ロトム」も数を増やし、多くの場面で出会うことになってしまったのは向かい風である。

とはいえ複数回「りゅうのまい」を積んだり、「ナットレイ」「エアームド」対策の「だいもんじ」を搭載したりと器用な動きも可能であった。

第6世代(X・Y・ORAS)

メガシンカ獲得!駆け引きの幅が広がる

優秀だったギャラドスが第6世代でメガシンカを獲得し、さらに強力な性能となった。

タイプがみず・あくタイプに変化することにより、4倍弱点を消すことができるのが最大のメリット。

高い特防も相まって「10まんボルト」程度では落ちないようになるため、メガしながら無理やり「りゅうのまい」を積むタイミングを生み出すことができるようになった。

メガ後の弱点である格闘や虫技はメガ前に半減ということもあり、読み合い・駆け引きの幅が大きく広がったと言えるだろう。

弱点自体は増えてしまうが、メガ前後で耐性が大きく変わることが対戦環境においては非常に強力であることがよくわかる。

特性は「かたやぶり」に変化し、積みアタッカーであるギャラドスとは相性抜群。
積みアタッカーの天敵である「てんねん」を無効化し、「ふゆう」のポケモンにも「じしん」が通るようになった。

メガシンカ前の「いかく」が場に出たら役目を終えることもあり、無駄のない強力な性能になったと言えるだろう。

耐久系の通常ギャラドスも強力

アタッカー性能はもちろん高いが、耐久系をやらせても超一流なのがギャラドス。

じめん無効、かくとう半減という耐性を生かし、通常ギャラドスに「ゴツゴツメット」をもたせて運用する型が非常にメジャーとなり、「ちょうはつ」や「でんじは」を仕込むことが多かった。

相手からすると「メガするのかしないのか、ほんで何をしてくるのか」が非常に読みづらく、対応が難しいポケモンへと昇華した世代であった。

ずっと強いなこいつ。

第7世代(サン・ムーン)

環境が噛み合いさらに使用率を伸ばす

第4世代から安定した使用率を誇るギャラドスだが、この第7世代では環境に適応してさらに使用率を伸ばすこととなった。

悪タイプに「いたずらごころ」が無効化されるように仕様変更されたため、メガギャラドスを悪戯心の「でんじは」や「おにび」「アンコール」等で止めることができなくなった。
これは明確に強化であり、エースとしての突破力がさらに上がったと言える。

さらにこの世代の最強ポケモン「ミミッキュ」を「かたやぶり」で貫通できるのが最大の強みとなった。
多くの積みアタッカーがチート特性「ばけのかわ」で止められて悔しい思いをしていたが、メガギャラドスには関係なし。

一度積んだメガギャラドスを無振りのミミッキュでは止めることができないため、エースとして非常に評価が高かった。
※そのせいでABミミッキュがメジャーになったほど環境に与える影響が大きかったと言える。

強力なフェアリーが爆増した7世代の中で、悪タイプのメガギャラが意に介さず大活躍していたのである。

やっぱこいつ強いわ…

Zワザ登場で通常ギャラドスも大強化

新システムZワザも通常ギャラドスにとって追い風となった。

最大のメリットは「Zとびはねる」により、念願の飛行物理技「ファイナルダイブクラッシュ」を扱えるようになったこと。
これまで苦手とされていた「フシギバナ」「ナットレイ」に対して大きな打点を手に入れることができた。

飛行技は通りが良いため、弱点を突けなくても大きなダメージが計算できるのは非常に強力であった。
メガギャラドスにはできない芸当ということも評価できる点である。

また、ギャラドスの弱点として技威力が低いという点があったが、これもZワザで誤魔化すことが可能となった。
みずZやじめんZを持たせることで瞬間火力を大幅に上げることができ、無理やり相手を落とすことができる。

「メガするのかしないのか、メガじゃないならどのZワザなのか」と考えることが多く、相手からしたら厄介すぎるポケモンであったと言える。

第8世代(ソード・シールド)

ダイマックスにも適応して勢いは衰えず

第8世代ではメガシンカが廃止され、ギャラドスの快進撃もここまでか…と思われたが、全くそんなことはなかった。

新システムであるダイマックス環境にも完璧に適応し、相変わらず高い使用率をキープしていた。

「とびはねる」によってタイプ一致の「ダイジェット」を使うことができるのが非常に強力であり、「りゅうのまい」以外の素早さ補強手段を手に入れることができた。

新規習得した「パワーウィップ」もとても偉く、「水ロトム」「トリトドン」「ヌオー」など、多くのポケモンにぶっ刺さる素晴らしいサブウェポンとなった。

「メインウェポンは威力不足・サブウェポンは命中不安」というギャラドスの弱みを、ダイマックスが全てカバーしてくれるという凄まじい適応能力であった。

この世代から「いかく」が効かない相手が増えたことや、「ダイジェット」で殴りながら素早さを上げられることから「じしんかじょう」を採用するケースも増えている。

総じて、メガシンカ没収の痛みはあれど、すぐに切り替えて新環境に適応するという「全世代強いポケモン」たる姿を見せつけた世代であったと言えるだろう。

同期のガルーラ選手は完全に萎びていたことを考えるとギャラドス選手の安定感は凄まじい。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

テラスタルとの相性は良好だが陰りが見える

第9世代でも無事に内定。
メガシンカ、ダイマックスに続いてテラスタルとの相性も実に良好。なんだこいつ。

タイプ的には「じめんテラス」との相性が良く、弱点である電気技と岩技に対して耐性をもつことができる。
電気技を透かしながら「りゅうのまい」を積むことができるのは非常に強力。
もちろん他のタイプも相性がよく、サブウェポンも豊富である。

優秀なポケモンであるのは間違いないが、ずっと悩まされている微妙な技威力が浮き彫りになっている。
新技「ウェーブタックル」を貰うことができなかったため、相変わらず「たきのぼり」か「アクアテール」を使うしかないのがつらいところである。

4世代から常に環境のトップ層に居座り続けており、この世代でも十分強いが、「水ウーラオス」「ヘイラッシャ」といったライバルが環境に多く存在しており、少し勢いに陰りが見られた世代であった。

それでも十分強いんだけどね。

ポケモンチャンピオンズ

メガシンカ復活!再びトップメタに返り咲く

チャンピオンズではメガシンカが復活し、ギャラドスにとっても再び輝ける環境となった。

初期環境からTOP20に入り続けており、レギュM-Bでは一桁順位まで使用率を上げてきている。

やはりメガシンカと龍舞、かたやぶりによる突破力は凄まじいものであり、多くの構築でエースを担うこととなった。
やはり「てんねん」や「ミミッキュ」で止まらないのは偉すぎる。

技構成としては「たきのぼり」「じしん」「パワーウィップ」「こおりのキバ」などからパーティに合わせて選択していくことになる。

相変わらず優秀なポケモンであり、今後も安定して高い使用率で推移していくだろう。

まとめ

「全世代で強い」奇跡の出世魚ポケモン

ギャラドスの歴史は、まさに「最弱のコイキングから劇的な進化を遂げ、どの世代のシステム変化にも100%適応し続けた奇跡の歴史」です。

1世代:実質合計種族値580の化け物。電気4倍が痛すぎたがスペックは高かった。

2~3世代:ギャラドス唯一の下積み期。技が無さすぎて高いスペックを発揮できず。

4~5世代:技の分類変更で覚醒!「りゅうのまい」からのスーパーエースへと駆け上がる。

6~7世代:メガシンカ獲得で暴走は止まらない。駆け引き能力も増し、相手にとって厄介すぎるポケモンに。

8~9世代:ダイマックスもテラスタルも完璧に使いこなし、相変わらず強力なポケモンとして環境に居座る。

チャンピオンズ:メガシンカ復活でまたトップメタに。マジでずっと強いな。

弱体化やインフレで消えていくポケモンが多い中、どの世代でも一貫して「対戦で強い」と言われ続けるギャラドス。

全ての仕様変更に適応し続ける姿は、ポケモン界最高の出世魚と言えるでしょう!
あとは一致技をなんとかしてほしいものです。

あなたが一番思い出深いのは、どの世代のギャラドスですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

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