クチートのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

第3世代『ルビー・サファイア』で登場した、あざむきポケモン、クチート。

頭部の巨大なアゴと愛らしい容姿のギャップで大人気のポケモンですが、対戦界においては「対戦史に残る劇的な大覚醒」を遂げた象徴的な存在として知られています。

今回は、クチートが歩んだ「不遇すぎる時代からの大下剋上」を振り返ります!

クチートの概要

クチートのデータ


クチート
全国図鑑No.0303初登場世代第3世代
タイプはがね
フェアリー
重さ技威力40
通常特性1通常特性2
かいりきバサミいかく
隠れ特性
ちからずく
※第6世代からフェアリータイプが追加。

メガクチート
タイプはがね
フェアリー
重さ技威力40
特性
ちからもち

クチートの種族値


クチート
HP攻撃防御特攻特防素早合計
508585555550380

メガクチート
HP攻撃防御特攻特防素早合計
50105125559550480
※攻撃+20,防御+40,特防+40
非常に珍しいはがね単タイプとして登場。
耐性は優秀で特性「いかく」も強力だが、合計380という低種族値ではさすがに厳しい。
長い間対戦環境での活躍は皆無であった…。

しかし第6世代で人生が激変。
フェアリータイプが追加され、さらにメガシンカも獲得!
「ちからもち」の特性を得たことにより、攻撃種族値は262相当になり、全ポケモントップクラスのパワーを手に入れた。

優秀な耐性と「つるぎのまい」「ふいうち」の存在により、エースとしての資質が完全に開花。
低い素早さを生かしたトリルエースの代表格として君臨していた。

クチートの歴史と評価

クチートが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

優秀なタイプと特性…でも種族値が足りない

当時は非常に珍しいはがね単タイプとして登場。
弱点3、耐性12という極めて優秀なタイプであり、特性の「いかく」ももちろん有用。

カタログスペックは十分なように感じるが、種族値がオワッテイタ。
攻撃と防御が少し高い程度で100を超えているものはなく、合計380という厳しすぎる数値であった。
さすがにこの種族値で活躍するのは難しく、マイナーポケモンど真ん中の存在であった。

鋼技は「めざパ」以外一切覚えず、「かみくだく」「れいとうパンチ」「かみなりパンチ」は全て特殊技扱い。
「てっぺき」や「たくわえる」「つるぎのまい」といった積み技は豊富だったが、低種族値を覆すほどではなかった。

優秀なタイプと特性を持て余しまくっていたデビューとなった。

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

物理技を数多く習得

第4世代では技の分類が変更され、クチートにとってはありがたい仕様となった。

前世代から覚えていた「かみくだく」「れいとうパンチ」「かみなりパンチ」が全て物理技になり、「ほのおのキバ」も覚えられる。

ようやくメインウェポンの「アイアンヘッド」を習得し、先制技の「ふいうち」もゲット。

技方面では大きな強化が入った世代であったが、鋼のライバル「ハッサム」「メタグロス」といった猛者の足元にも及ばない。
相変わらず種族値が足を引っ張り、目立った活躍はなかった。

第5世代(ブラック・ホワイト)

「ちからずく」獲得も状況は変わらず…

第5世代では隠れ特性で「ちからずく」を獲得。
メイン・サブ技ともにちからずく適用技を多く覚えるため相性は良好。

しかし、「いかく」がなくなるため耐久力はさらに不安になり、そもそも火力も高いわけではない。

同期の「ヤミラミ」は「いたずらごころ」で低種族値を誤魔化すことに成功したが、クチートはまだまだ不遇すぎる期間を過ごしていたのである。

第6世代(X・Y・ORAS)

フェアリー追加&メガシンカで一気に環境入り

2013年、第6世代でクチートの運命が大きく変わった。
可愛らしい見た目からなのか新タイプ「フェアリー」が追加され、「はがね・フェアリー」の超優秀な複合タイプへと変化した。

さらにメガシンカを獲得し、特性が「ちからもち」になったことで大化け!
攻撃種族値105の「ちからもち」は、全振りで実質攻撃種族値262相当となる凄まじいパワー。

貴重なフェアリーの物理アタッカーであり、「じゃれつく」を誰よりも強く使うことができる。
「ふいうち」は、鈍足を補うことができる相性抜群の技であり、そのおかげで対面性能が極めて高い。
基本的にはこの2つの技で完結しており、異次元のパワーで目の前の相手を殴り続けるのがお仕事となる。

他の技も一通り揃っており、「アイアンヘッド」「ほのおのキバ」「はたきおとす」「つるぎのまい」あたりが人気どころ。
「かみなりパンチ」や「グロウパンチ」「ストーンエッジ」なども覚えられるため、パーティ構築によって技を変えていける器用さも持ち合わせる。

鈍足のおかげでトリルエースとしての資質も極めて高く、「クレセリア」や「ポリゴン2」と組んだ「クレクチポリ2」構築は猛威を振るっていた。

総じて今までの長い不遇を全て払拭するような大活躍を見せ、一気に環境トップ層への仲間入りを果たしたのである。

第7世代(サン・ムーン)

「ふいうち」の弱体化が痛いが依然強力

第7世代ではクチートにとっての重要技「ふいうち」の威力が80から70へと低下。
そもそもクチートが暴れすぎたせいという説もある。

「つるぎのまい」→「ふいうち」の黄金パターンで倒しきれない相手が増えてしまい、威力低下の影響は大きいと言わざるを得ない。
また、「カプ・テテフ」の登場によって、先制技が撃てない状況も増えている。

とはいえ、強力なフェアリーが増えたことによって鋼タイプの需要が増加し、「アーゴヨン」の一致技をどちらも無効にできるのが非常に偉く、今世代でも使用率は高めをキープ。

トリル展開からのエースとしてはもちろん最右翼であり、上から動ける限り圧倒的なパワーで蹂躙することが可能である点は変わらなかった。

第8世代(ソード・シールド)

メガシンカ廃止で底辺に逆戻り

第8世代ではメガシンカが剥奪されてしまい、暗黒の時代に逆戻りしてしまった。
採用理由の全てがメガシンカであったため至極当然のことなのだが、あんなに「かわいいから使ってるだけ」とか言ってる人たちが全部嘘だったことが露呈した。
結局強くなきゃ使われないんだね…。

「ダイジェット」に耐性をもち、特性「いかく」は変わらず優秀だが、それだけで戦えるほど甘い環境ではなかった。
デビューから常に付きまとう「種族値の壁」問題が再発してしまった世代であった。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

最後まで入国ならず

第9世代では最後まで登場せず。
どうせこの世代でもメガシンカができないため、お休みして正解である。

ポケモンチャンピオンズ

メガシンカ復活で復権!

チャンピオンズでは『レギュM-B』から登場。
久しぶりにメガシンカで戦うことができる。

メガクチートとしては第7世代当時と基本変わらず、「じゃれつく」「ふいうち」による制圧力が魅力。
トリル適性も相変わらず抜群であり、シングル・ダブル問わず構築の軸として活躍させやすい。

まとめ

物理火力の頂点へ昇りつめた「メガシンカの象徴」

クチートの歴史は、まさに「第3〜5世代での厳しい不遇時代を耐え抜き、『はがね・フェアリー』『メガシンカ』『ちからもち』という最高のギフトを受け取って対戦界の破壊神となった、最もドラマチックな大逆転の歴史」でした!

3~5世代:優秀な耐性や特性を持て余す低種族値ポケモン。

6~7世代:フェアリー追加&メガシンカで一躍スターに!凄まじい火力で環境を席捲する。

8世代:メガ剥奪で誰からも見向きもされないマイナーポケモンに…。

チャンピオンズ:メガシンカ復活!異次元のパワーは健在であり、多くのポケモンを殴り続けている。

愛らしい容姿から繰り出される、相手を跡形もなく消し去る超絶火力。

「メガシンカ」という救済システムの恩恵を最も受けたポケモンの一匹ですね!

あなたが一番思い出深いのは、どの世代のクチートですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

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