第3世代『ルビー・サファイア』でゴクリンの進化形として登場した、どくぶくろポケモン、マルノーム。
なんでも飲み込んで消化してしまう巨大な胃袋を持つポケモンですが、対戦界においては高い耐久力と「相手の計算を根底から崩す嫌がらせ技」を武器に、油断した相手を沼地に引きずり込む職人として愛されてきました。
今回は、そんなマルノームが歩んだ「ねっとり粘り強い対戦史」を振り返ります!
マルノームの概要
マルノームのデータ
![]() マルノーム | |||
|---|---|---|---|
| 全国図鑑No. | 0317 | 初登場世代 | 第3世代 |
| タイプ | どく | 重さ技威力 | 80 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| ヘドロえき | ねんちゃく | ||
| 隠れ特性 | |||
| くいしんぼう | |||
マルノームの種族値
![]() マルノーム | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 100 | 73 | 83 | 73 | 83 | 55 | 467 |
第3世代の毒単タイプ。
HP100・防御83・特防83と穴のない優秀な耐久力を誇り、弱点も2つのみ。
毒タイプの中でも屈指の器用さを誇り、「あくび」「アンコール」「たくわえる」と嫌がらせ技を豊富に覚える。
火力を出すことは難しいため、豊富な補助技を駆使しながら相手をハメていく戦法が基本スタイルとなる。かわいい顔して結構エゲつないヤツである。
マルノームの歴史と評価
マルノームが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

豊富な技を引っ提げてデビュー
「アーボック」や「マタドガス」と同じ毒単タイプとして登場。
とくに「ベトベトン」は種族値の傾向が近く、火力も耐久も一歩及ばない大きなライバルであった。
毒単タイプは弱点2つ、耐性4つと結構優秀。
高めの耐久力と耐性を生かした耐久型がマルノームの生き残る道であった。
顔に似合わず習得技は非常に器用であり、この時代から「あくび」「アンコール」「とける」「いたみわけ」といった優秀な補助技を覚えられる。
攻撃技も「みずのはどう」「れいとうビーム」「ギガドレイン」「シャドーボール」「3色パンチ」「だいばくはつ」といった感じの広すぎるラインナップ。
攻撃性能が高いわけではないが、攻撃・特攻の数値が変わらないのもあり、ピンポイントで弱点を刺すことには長けていた。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

「たくわえる」の仕様変更で要塞性能アップ
第4世代で「たくわえる」の仕様が変更され、「防御と特防が1段階ずつ上がる(最大3段階)」効果となり大強化。
高めの耐久力をさらに引き上げ、突破不可能の要塞になることも可能になった。
また、「ダストシュート」「じしん」「タネばくだん」を新規習得し、さらに器用なポケモンに。
「のろい」も覚えるため、耐久と物理火力を同時に引き上げて殴ることもできるようになった。
単体性能が大きく強化された世代であり、マイナー気味ながらも「ハマると抜け出せない」怖さを相手に植え付けていた。
第5世代(ブラック・ホワイト)

「ヘドロえき」でピンポイントメタに
第5世代でも引き続きマイナー側であり、残念ながら目立つ存在ではなかった。
しかし、この世代で「受けループ」が誕生したこともあり、「やどりぎのタネ」を牽制できる「ヘドロえき」の重要度が少し増した。
「ギガドレイン」「ドレインパンチ」にも圧倒的に強かったため、ピンポイントメタとして機能することもあった。
とくに新顔の「エルフーン」「ローブシン」に強めなのは特筆すべき点であった。
第6世代(X・Y・ORAS)

拘束技「まとわりつく」を習得!
第6世代では相性の良い拘束技「まとわりつく」を習得し、ハメ性能がさらに上昇した。
有利対面で相手を交代不可にし、「どくどく」「たくわえる」「アンコール」等で突破不可能の完全要塞を目指すスタイルが完全に確立した世代と言えるだろう。
第7世代(サン・ムーン)

混乱実の強化で「くいしんぼう」の価値上昇
第7世代では「フィラのみ」「ウイのみ」といった混乱実の性能が大幅にアップ。
HP1/2回復となり、「くいしんぼう」であれば「オボンのみ」の完全上位互換となる。
きのみを消化すると使えるようになる「ゲップ」との相性も良く、この世代ではくいしんぼう型がベターとなっていた。
第8世代(ソード・シールド)

内定ならず
第8世代では最後まで入国することができなかった。
ダイマックスとの相性は良さげだったため少し残念であった。
第9世代(スカーレット・バイオレット)

「ほおばる」を習得!
第9世代では無事内定。
耐性面を変えて積みやすくなるテラスタルとの相性は比較的良好であり、要塞型に磨きがかかったと言える。
この世代では「ほおばる」「ボディプレス」「クリアスモッグ」「でんじは」と優秀な技を続々習得。
「ほおばる」は物理耐久を上げながら「ゲップ」と組み合わせることができる相性の良い技であり、一つのアイデンティティとなった。
ポケモンチャンピオンズ

マイナー耐久型として地味に活躍
チャンピオンズでは『レギュM-C』から使用可能。
相変わらず優秀な耐性と豊富な変化技で自分のペースに引きずり込むスタイルは変わらない。
レギュM-C段階では相性の良いきのみが解禁されておらず、今後のアイテム増加に期待したいところである。
まとめ
油断した相手を飲み込む「粘りの毒胃袋」
マルノームの歴史は、まさに「登場から一貫して『たくわえる』『あくび』『まとわりつく』『アンコール』といったテクニカルな技を駆使し、相手の計算を狂わせて泥沼に引きずり込み続けた隠れた職人の歴史」でした!
3~5世代:毒タイプ屈指の器用さを生かし、マイナーながらも必死に頑張る。
6~7世代:「まとわりつく」によって要塞性能アップ。相手を詰ませることも可能に。
チャンピオンズ:使用率は低いが、ハマったら強い耐久型として地味に活躍中。
派手な種族値や超火力はありませんが、ハマれば相手を逃がさずじわじわと溶かしていくあの恐怖感。
使えば使うほど味が出る、最高の玄人向け毒ポケモンですね!
あなたが一番思い出深いのは、どの世代のマルノームですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!




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