不気味でカッコいいお腹の模様と、アニメでの愛くるしい(?)活躍で親しまれてきたアーボック。
実は『赤』バージョン限定。ちなみに対になっているのはサンドパン。
「毒タイプ」という不遇すぎる属性からスタートしながらも、時代を重ねるごとに優秀な特性やサポート技を獲得し、相手をコントロールする陰の立役者として進化を遂げてきました。
今回はそんなアーボックの対戦史を振り返ります!
アーボックの概要
アーボックのデータ
![]() アーボック | |||
|---|---|---|---|
| 全国図鑑No. | 0024 | 初登場世代 | 第1世代 |
| タイプ | どく | 重さ技威力 | 80 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| いかく | だっぴ | ||
| 隠れ特性 | |||
| きんちょうかん | |||
アーボックの種族値
| 第1世代 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特殊 | 素早 | 合計 |
| 60 | 85 | 69 | 65 | 80 | 359 |
| 第2世代~第6世代まで | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 60 | 85 | 69 | 65 | 79 | 80 | 438 |
| 第7世代以降 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 60 | 95 | 69 | 65 | 79 | 80 | 448 |
初代から登場する毒ポケモンであり、種族値は初代特有の平均的な配分。
若干攻撃と素早さが高い程度で、特筆すべき点はなし。
技では「へびにらみ」が大きな特徴であり、世代が進むごとに強化されていった。
3世代で優秀な特性「いかく」を獲得。低種族値を誤魔化せる良い強化を貰った。
その後も「たくわえる」「すりかえ」などトリッキーな技を覚え続け、苦しいながらも他のポケモンに負けじと頑張っていた。
メガシンカは貰えなかったため爆発力はないが、堅実に自分のできることを粛々とこなすいぶし銀のポケモンと言えるだろう。
アーボックの歴史と評価
アーボックが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!
第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

毒単タイプが苦しすぎる
エスパー全盛期のこの時代、エスパーに弱点を突かれるタイプはそれだけで肩身が狭かった。
フーディンやスターミーが上からサイコキネシスで殴ってくるため、なにもできずに倒されてしまうことがほとんど。
さらに物理アタッカーも大抵地震を所持しているため、そちらからも弱点を突かれる毒単タイプはあまりにも苦しい時代だったと言わざるを得ない。
一応専用技の「へびにらみ」があり、地面タイプにも麻痺を撒けるという一芸はあったものの、それだけでは厳しすぎる環境であった。
麻痺さえ撒ければ「まきつく」でハメ殺しが可能で、技が当たる限り一生相手は動けないためいつか勝てる。対人戦でそんなにうまく決まることはないが。
ちなみにタイプ一致の毒技の最大威力は「ようかいえき」の40。ふざけてるのか?
第2世代(金・銀・クリスタル)

毒タイプのライバルに勝てない…
第2世代で特殊が分離し、特防が65→79へ強化された。
エスパーの全盛期が終わったとはいえ、相変わらず地震は乱れ飛ぶ環境であるため結局苦しい。
初代毒タイプの仲間「ベトベトン」は特防が一気に65→100になり差をつけられた。
素早さ130族で地震無効の「クロバット」も登場。
「へびにらみ」という個性はあるが、残念ながら採用するほどの価値は見出せないのが実情。
まだまだ冬の時代であった…
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

特性「いかく」獲得で運命が一変!
第3世代で特性システムが導入され、アーボックはシンプルに優秀な特性「いかく」を手に入れた。
これにより、もともと控えめだった物理耐久が一気に補強され、サイクル戦に組み込める性能を獲得。「へびにらみ」で素早さを奪いつつ「いかく」で物理火力を削ぐという、優秀なサポーターとしての道が拓けた世代であった。
アタッカーとしては限界が見えていたアーボックにとって、この世代が大きな転機になったのは間違いないだろう。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

「たくわえる」で要塞化&「すりかえ」で嫌がらせ性能UP
第4世代では防御・特防を上げる「たくわえる」や、持ち物を交換する「すりかえ」などを習得。
「いかく」で相手の攻撃を下げつつ「たくわえる」を積んで要塞化する型や、「こだわりスカーフ」をすりかえで相手に押し付ける型など、読みにくい戦術で相手を攪乱した。
とくに耐久型は非常にいやらしく、へびにらみと蓄えるで要塞化を狙い、「かみつく」でまひるみ戦法も可能。
また、この時代から「だっぴ」が眠りも回復するようになったため、威嚇ではなく脱皮で素眠りする型も十分アリだった。
種族値は足りていないが、トリッキーな動きで相手からすると厄介なポケモンへと昇華した。
単なる不遇アタッカーから「型が読めないと詰む」テクニカルなポケモンとなったと言えるだろう。
第5世代(ブラック・ホワイト)

へびにらみの精度向上
隠れ特性は「きんちょうかん」を獲得。
通常特性の2種が優秀であるためあまり影響はなかった。
この世代から「へびにらみ」の命中率が75%→90%へと大幅強化された。
ある程度安心して選択することができるようになり、遂行速度と確率が上がった。
相変わらず技は優秀であり、「とぐろをまく」も習得。
一致技の「ダストシュート」と相性が良い。
とはいえ前世代と同様、基本的には威嚇と蛇睨みを中心に嫌がらせをしていくのがお仕事となる。
第6世代(X・Y・ORAS)

「へびにらみ」の更なる強化
第6世代では、初代ポケモンの多くがメガシンカを貰ったが、残念ながらアーボックはメガなし。
とはいえ「へびにらみ」の命中がついに100%になり、「ポケモン界の技魔改造ランキング」でも上位に入る強化となった。最初は75%だったんだぜ?
(他には「はたきおとす」「きゅうけつ」あたりもなかなか魔改造だよね…)
この時代から電気タイプが麻痺しなくなってしまったが、それ以外にはほぼ確定で麻痺を撒けるのは非常に頼もしい。
メガシンカのような爆発的なパワーアップはなかったが、新登場したフェアリータイプに強いのもあり、堅実に使い勝手が良くなっていった世代である。
第7世代(サン・ムーン)

攻撃の上方修正と麻痺の弱体化
第7世代では攻撃種族値が85→95へと上方修正された。
微々たる差に思えるが、低種族値ポケモンからすると嬉しい強化である。
この時代から麻痺の素早さダウンが1/4→1/2へ弱体化されてしまった。
麻痺させるだけでは、鈍足ポケモンで上を取れない可能性が上がったのはサポーターとして痛いところ。
新登場したカプ系は全員フェアリータイプであり、役割対象に思えるが、実際はそこまで有利ではない。
明確に有利なのは「カプ・ブルル」であった。
第8世代(ソード・シールド)

リストラにあってお休みの時代
第8世代では残念ながら入国制限にかかってしまい、ガラル地方で戦うことはできなかった。
第9世代(スカーレット・バイオレット)

どくびし習得!しかし麻痺や毒が決まらない相手も増えた
第9世代ではDLC『碧の仮面』にて復帰を果たした。
今作から「どくびし」を習得し、威嚇で流しながら毒を狙う立ち回りも可能になった。
基本的には今まで通り麻痺や毒の状態異常を付与する戦い方となるが、新登場した「サーフゴー」「キョジオーン」には無効。
さらに不意のテラスタルによって状態異常が効かないタイプに変わられることも増えてしまった。
チャンピオンズ

麻痺の痺れ率が低下してしまった
チャンピオンズでも初期環境から使用可能。
アーボック自身はとくに9世代と変わった点はなく、「へびにらみ」を初期環境で唯一使うことができるポケモン。
麻痺の痺れ率が25%→12.5%へと下降修正されてしまったのは痛いところ。
痺れワンチャンを狙うには少し厳しい確率と言わざるを得ない。(今までがヤバすぎただけ)
まとめ
メガシンカに頼らず「職人技」を磨き続けた大蛇
アーボックの対戦史は「豊富な技と特性の補強で生き残ってきた職人の歴史」と言えます。
初代〜2世代:毒タイプに人権が無さすぎた。絶望的な冬の時代を過ごす。
3世代:「いかく」獲得で光明が見えてきた。
4世代:「たくわえる」や「すりかえ」による嫌がらせが板についた。
5〜6世代:代名詞の「へびにらみ」の命中が強化!
7世代~現代:威嚇と蛇睨みによる職人技でなんとか頑張っている。
一見地味に見えるが、豊富な技や特性を生かした戦い方はまさにベテランの味。相手を嫌な気持ちにさせるのは大得意である。
今後もそのしぶとい活躍に期待したいですね!
あなたが思い出深いのはどの世代のアーボックですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!




コメント