スピアーのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

トキワの森で誰もが一度は捕まえたであろう、序盤虫ポケモンの代表格、スピアー。
序盤虫の宿命である低種族値が足を引っ張り、対戦環境においては長きにわたり厳しい現実を突きつけられ続けてきました。

今回は、そんなスピアーが歩んだ「不遇の虫」からメガシンカによる「殺意の極致」へと至る激動の歴史を振り返ります!

スピアーの概要

スピアーのデータ


スピアー
全国図鑑No.0015初登場世代第1世代
タイプむし
どく
重さ技威力60
通常特性1通常特性2
むしのしらせー
隠れ特性
スナイパー

メガスピアー
タイプむし
どく
重さ技威力60
特性
てきおうりょく

スピアーの種族値

第1世代
HP攻撃防御特殊素早合計
6580404575305
第2世代~第5世代まで
HP攻撃防御特攻特防素早合計
658040458075385
※特殊分岐で特防が45→80へ上昇
第6世代以降
HP攻撃防御特攻特防素早合計
659040458075395
※攻撃が80→90へ上昇

メガスピアー
HP攻撃防御特攻特防素早合計
65150401580145495
※攻撃+60,素早さ+70,特攻-30
THE序盤虫ポケモンという感じの低種族値。
火力も耐久も素早さも全て微妙な蜂である。
特性で性能が盛られているわけでもないのでシンプルに弱い。

長らく誰からも見向きもされなかったが、メガシンカを獲得して人生が激変した。

メガシンカには「合計種族値を+100」するという暗黙のルールがあるが、なんと特攻を30下げて攻撃+60、素早さ+70するという乱暴すぎる強化を貰った。

特性も「てきおうりょく」へ変化し、殺戮マシーンとして新たに生まれ変わったのだ!

スピアーの歴史と評価

スピアーが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

貴重な虫技使い!…しかし種族値の壁に泣く

初代でのスピアーは「ダブルニードル」「ミサイルばり」という貴重すぎる虫技を引っさげて登場。

当時猛威を振るっていたエスパータイプに弱点を突ける貴重すぎる存在だったのだ!

……が、メジャーなエスパーは「フーディン」「スターミー」であり、スピアーの素早さと低い特殊耐久では、弱点を突く前に「サイコキネシス」で一撃粉砕されるのが日常茶飯事。

そもそも防御40、特防45ではサイキネに限らず基本何も耐えられない。弱すぎるぜ…

一応、当時は毒に虫が抜群だったため、「フシギバナ」や「ウツボット」の草・毒タイプへの役割はもつことができた。

序盤虫ポケモンの宿命「種族値の低さ」が重くのしかかるスタートでした。

第2世代(金・銀・クリスタル)

「ヘドロばくだん」習得も暗黒期は続く…

特殊分岐の影響で特防が45→80へ上昇し、特殊方面は多少マシになった。ほぼ意味ないけど。

物理毒技「ヘドロばくだん」を習得し、貴重なメインウェポンとなった。ありがたいですねぇ。

しかしタイプも種族値も何もかも弱い実情は変わらず。同じ虫タイプには「ハッサム」や「ヘラクロス」が追加され、対戦でスピアーを見かけることはほぼなかった…

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

もうダメだ…使うには愛しかない!

特性システムが導入され、ピンチ時に虫技の火力が上がる「むしのしらせ」を獲得。

条件を満たした際の虫技の威力はそこそこだが、わざわざスピアーを使う理由にはならない。

まだまだ「愛がないと使えない愛好家向けポケモン」の域を出ませんでした。

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

何をしても誰かの劣化に近い

相変わらず冬の時代が続く第4世代。春はいつ訪れるのか?

技の分類が変わり、ヘドロ爆弾が特殊技になってしまい最大打点は低下。

幸い「どくづき」を習得し「シザークロス」も覚えるため安定技は完備。
メガホーンくらいくださいよ運営さん。

とはいえ火力は低く耐久も紙、何をしても他のポケモンの劣化になることは避けられなかった。

第5世代(ブラック・ホワイト)

隠れ特性でも不遇脱却ならず!

隠れ特性は「スナイパー」を獲得。
はっきり言って立場はなにも変わらなかった…

「ドリルライナー」を習得したため、鋼タイプにも打点を持つことができたのは嬉しい強化。一応スナイパーとの相性も良い。

同タイプに「ペンドラー」が登場し、種族値的にはほぼ完全劣化。
幸いスピアーには「とんぼがえり」や「おいかぜ」があるため、器用さで差別化するしかないだろう。

「それなりに器用なのに身体がついてこない」というもどかしい時代が続きます。

第6世代(X・Y・ORAS)

殺意マシマシのメガスピアー爆誕!

長年の不遇に耐え続けたスピアーに、歴史的な奇跡が起きます。『ORAS』でまさかの「メガシンカ」を獲得!

その種族値配分が伝説レベルに極端であった。
なんと必要ない特攻を30落とし、攻撃+60、素早さ+70というとんでもない強化を貰ったのだ!

さらに特性も「てきおうりょく」へと変わった。
誰がどう考えてもやべぇポケモンとなり、「耐性?耐久?やられる前にやればいい」と言わんばかりの超火力超高速紙耐久ポケモンへ変貌。

「適応力とんぼがえり」で相手を削りながら逃げる凶悪な立ち回りが可能になり、対戦環境の表舞台へ超ハイスピードで殴り込みを果たした。

6世代はメガシンカしたターンの素早さはメガ前の数値が適用されるため、「まもる」等で1ターン消化する必要があったが、今までの不遇に比べたら安いものである。

ここまで長かったなスピアー。
そしてスピアー愛好家の人たち、おめでとう。

第7世代(サン・ムーン)

仕様変更によって初手からフルスロットル!

第7世代では「メガシンカしたターンからメガ後の素早さが適用される」という仕様変更が入り、メガスピアーにとって超絶追い風に!

1ターン目から素早さ145で上から殴れるようになり、当て逃げ戦法に磨きがかかった。

「カプ・テテフ」の登場によってサイコフィールドが蔓延する環境となり、先制技を受ける可能性が減少したのも追い風。

一方、素早さのインフレが激しくなり、高速アタッカーが大量発生する環境に。

それなりの素早さをもったポケモンに「こだわりスカーフ」を持たせる割合が爆増し、上を取られることも多くなった。

総じて「殺るか殺られるか」の緊張感と隣り合わせのポケモンであり、環境で異彩を放ち続けた。

第8世代(ソード・シールド)

メガ廃止!そして入国制限にかかる…

メガシンカが廃止され、また「絶望の不遇時代に戻るのか…」と思いきや、そもそもリストラで剣盾には参戦できず!

メガなしでダイマックスとの相性が良いとも思えないため、ある種リストラで助かったという考え方もある。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

まさかの2作連続で入国できず!

なんと第9世代でも内定を貰えず、パルデア地方にも入国することができなかった。面接下手なんか?

この世代もメガシンカが廃止されているし、わざわざ弱小虫ポケモンに枠を与えるわけないわな…

チャンピオンズ

メガシンカ大復活!環境に舞い戻る

チャンピオンズでメガシンカが復活し、また超高速アタッカーとしての役割を得ることとなった。

2世代に渡ってポケモン界に登場していなかったが、基本的にやることは第7世代の時と同じ。

適応力補正のかかった虫・毒技で負荷をかけていくスタイルは変わらない。

相変わらず得意不得意がはっきりしているポケモンではあるが、不遇時代のことを考えれば十分環境で戦っていける性能である。

まとめ

尖りきった「一撃離脱の刺客」へ豹変

スピアーの歴史は、まさに「どん底の弱小ポケモンが、尖りすぎたロマン性能で一花咲かせたドラマ」でした。

初代〜5世代:低種族値と不遇タイプに泣かされた冬の時代

6〜7世代:特攻を捨てるという狂気のメガシンカで「最速最強の蜂」へ昇華

8~9世代:リストラされたが、どうせメガないしちょうどよかった

チャンピオンズ:メガ復活でまた高速アタッカーとして働けるポケモンに

「弱くても、尖らせればここまで強くなれる」を体現してくれたスピアーの勇姿は、多くのトレーナーの記憶に刻まれているだろう。

あなたが思い出深いのはどの世代のスピアーですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

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