ガルーラのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

初代『赤・緑』のサファリゾーンで、ボールを投げるトレーナーをことごとく焦らしてきた親子のポケモン、ガルーラ。
A連打派?B連打派?

お腹の袋に子供を乗せた微笑ましい姿とは裏腹に、対戦史においては「史上最も対戦環境を支配した神(暴君)」として、全トレーナーの記憶に刻まれています。

今回は、そんなガルーラが歩んだ「平穏な時代」から「ガルーラ絶対王政」への凄まじい歴史を振り返ります!

ガルーラの概要

ガルーラのデータ


ガルーラ
全国図鑑No.0115初登場世代第1世代
タイプノーマル重さ技威力80
通常特性1通常特性2
はやおききもったま
隠れ特性
せいしんりょく
※第4世代で「きもったま」が追加された。

メガガルーラ
タイプノーマル重さ技威力100
特性
おやこあい

ガルーラの種族値

第1世代
HP攻撃防御特殊素早合計
10595804090410
第2世代以降
HP攻撃防御特攻特防素早合計
1059580408090490
※特殊分岐で特防が40→80へ上昇。

メガガルーラ
HP攻撃防御特攻特防素早合計
10512510060100100590
※攻撃+30,防御+20,特攻+20,特防+20,素早さ+10
数多く存在するノーマル単タイプの一匹。
種族値的には特攻を削って全体的に高水準でまとまっており、非常にバランスの良い配分。

ノーマルタイプはライバルが多く、対戦環境でトップ層になることは難しいと思われていたが…

第6世代でメガシンカを獲得!
チート特性「おやこあい」による制圧力を手に入れ、最強のポケモンとして王の座に君臨した。

第6世代の「メガガルーラ」は間違いなくポケモン史に残る暴れっぷりであり、「ガルーラを使わないのは舐めプ」とまで言われていた。

あまりにも強すぎたため次の世代では弱体化されてしまい、8.9世代ではメガシンカ自体が剥奪。

もう二度と日の目を浴びることはないと思われたが、チャンピオンズでメガシンカが復活!
第6世代ほどではないが、まずまず優秀なメガポケモンとして親子で頑張って戦っている。

ガルーラの歴史と評価

ガルーラが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

王の座に君臨していた「ケンタロス」が強すぎた

初代では4割バッター「ケンタロス」が王の座についていたため、同じノーマルタイプのポケモンにとっては非常に苦しい時代であった。

特殊分岐前ということで、特防がなんと40という凄まじく弱い数値に。

これでは火力も耐久も素早さもケンタロスに勝っている部分が一切なく、ほぼ完全劣化と言わざるを得ない状況だった。

ケンタロスが覚えない「いわなだれ」を覚えることができ、「フリーザー」に刺すことができるため、使用するなら必ず覚えておきたい。

ケンタロスが絶対的な王であり、特殊が低すぎたガルーラは影の薄いスタートとなってしまった。
同じサファリ出身なのにね…。

第2世代(金・銀・クリスタル)

特防大幅アップ!かなりの実力者に!

特殊分岐の影響で特防が40→80へと倍増した。
この上げ幅は非常に大きく、高いHPも相まって高い耐久力を手にすることができた。

この世代も強力なノーマルである「ケンタロス」「カビゴン」「ミルタンク」等が存在していたが、ガルーラもその一角に名を連ねていた。

ノーマルタイプ由来の器用さを持ち合わせており、サブウェポンや補助技も一通り揃っている。

「のろい+ほえる」のコンボが強かった

この世代では「のろい」を積むポケモンが非常に多く、その対策として「ほえる」「ふきとばし」を覚えさせるポケモンも多かった。

ガルーラはその中で「のろい」と「ほえる」を両立できる稀有なポケモンであり、「お互いが交代技を選んだ際、遅い方だけが成功する」という当時の仕様と相性が良かった。

「のろい」で素早さを下げることにより後攻を取ることが可能となり、相手に合わせて「ほえる」を選ぶことによって交代技を封じることができるのである。

自分だけが一方的に「のろい」を積める状況を作り出すことができるのは極めて優秀であった。

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

「はやおき」を生かした耐久型が登場

第3世代で与えられた特性は「はやおき」だった。
これにより素眠りをしても2ターン目に起きることが確定する。

相手の防御を下げる新技「ブレイククロ―」を習得したため、「ねむる+ねごと」を繰り返してブレイククロ―で負荷をかけていく耐久型が登場した。

ダブルバトルに居場所を見つけ始める

タイプ一致の先制技「ねこだまし」を習得したことにより、ダブルバトルの適性が大幅に上がった。

高い耐久力とねこだまし、その他の豊富な技によってダブルの適性を見出した世代と言える。

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

2つ目の特性「きもったま」獲得!

第4世代で「きもったま」の特性が追加され、ゴーストタイプに透かされることがなくなった。

これによってどんな対面でもとりあえずノーマル技を押すことが可能となったのは大きな強化である。

現代でも「ねこだまし」をゴーストに当てられる稀有なポケモンということで、ダブルでの活躍が継続している。

物理技の充実

この世代で優秀な物理技を多数覚えることができた。

高火力の「ギガインパクト」や優秀な先制技「ふいうち」、物理技になった「3色パンチ」など、一気に攻撃技が充実した世代となった。

ダブルバトルを中心に「器用で使いやすい優秀な中堅アタッカー」として、着実に評価を上げた。

第5世代(ブラック・ホワイト)

「せいしんりょく」でダブル適性がさらにアップ

第5世代ではガルーラ自体はあまり変化なし。
器用な中堅アタッカーという評価は基本変わらない。

隠れ特性では「せいしんりょく」を獲得した。

アタッカーとしては「きもったま」の方が優秀だが、ダブルバトルで相手の「ねこだまし」で怯まなくなる点は非常に優秀。

さらにダブルでの活躍の場が広がったと言えるだろう。

ここまでは平和な時代でした……。

第6世代(X・Y・ORAS)

「メガガルーラ」爆誕!ポケモン界の王となる

第6世代でメガシンカが与えられ、ガルーラの人生が激変。ポケモン対戦界の王となって崇め奉られる存在となった。

高い耐久力がさらに増し、火力も素早さも上昇。
そして特性「おやこあい」を獲得!

「おやこあい」の特性は、ざっくり言うと「全ての技が2回攻撃になり、全ての技の火力が1.5倍になる」というイカれた効果。

全てが2回攻撃になるため、追加効果も2度判定が入るし、タスキや頑丈を貫通することも可能。
普通にぶっ壊れである。

これによって「ねこだまし」「ふいうち」のリーチがとんでもなく伸び、生半可な耐久では受けきれない火力を手に入れることができた。

「グロウパンチ」がチート性能に

この時代だけ「グロウパンチ」を覚えることができ、それはそれは凄まじいチート技であった。
※暴れすぎて次世代から剥奪されました。

全てが2回攻撃になるメガガルーラがグロウパンチを使うと、当然追加効果の攻撃アップが2回入ることになる。

つまり格闘打点で殴りながら「つるぎのまい」をすることができるようになってしまった。

グロパンで削りながら攻撃を2段階上げ、ふいうちで仕留めるというのはガルーラの黄金パターンとなった。

対策の上をいくガルットモンスター

これだけ大暴れしていれば当然対策を取られることが増えるのは必至であった。

2回攻撃という点を利用するために「ゴツゴツメット」を持たせた物理受けのポケモンが爆増した。
実際ガルーラにとっては厄介なアイテムであり、抑止力にはなっていた。

しかしガルーラは様々な抜け道を考案した。

・接触せず麻痺率51%の「ひみつのちから」をメインウェポンにする。
・ひるみ率51%の「いわなだれ」で無理やり突破。
・まさかの特殊技を仕込む。

などノーマル由来の器用さがここで生きるようになった。

特攻60と壊滅的な数値ながら、2回攻撃と追加効果2回は非常に優秀であり、完全特殊一本型まで存在した。

「全てのガルーラの型を止められるポケモンは存在しない」
「ガルーラを使わないのは舐めプ」
というポケモン界の格言が生まれたが、まさにその通りであった。

この圧倒的な制圧力と環境への影響は凄まじく、6世代ではほぼ全てのシーズンでトップクラスの使用率をキープしていた。

間違いなくこの世代のガルーラはポケモン界の王として君臨していた。

第7世代(サン・ムーン)

大幅弱体化が目立つ

第6世代であまりにも暴れすぎたため、第7世代では大きな弱体化を受けてしまった。

「おやこあい」の2回目の攻撃倍率が0.5倍→0.25倍へと下げられ、実質火力は1.25倍となってしまった。

技方面でも「ふいうち」の威力が80→70へ下げられたり、「グロウパンチ」や「ひみつのちから」を剥奪されたりと大幅に弱体化。

さらにこの世代の猛者「カプ・テテフ」によってサイコフィールドを発動されてしまうのも向かい風。

Zワザによってガルーラの耐久力でも大ダメージを受けることも増えた。

それでもなお強く、ダブルでは超優秀

直接的にも間接的にも大きく弱体化されてしまったが、それでもなお強力なポケモンには変わりなく、構築の軸になることも可能であった。

とくにダブルバトルでは安定した活躍を果たしており、安定した耐久力と「ねこだまし」が相変わらず優秀。

そして放置できるほど甘いポケモンではないため、相手からしたら厄介この上ない存在であった。

総じて、王の座からは落ちてしまったが、まだまだ現役の優秀なポケモンであったと言えるだろう。
つまり前世代がバグってただけということである。

第8世代(ソード・シールド)

メガシンカ廃止でただの親子に

第8世代では『鎧の孤島』で無事内定。
しばらく育児休暇だったのかな?

言うまでもないがメガシンカが廃止され、使用率が凄まじく低下した。
あんなにチヤホヤしていたくせに酷な世界である。

メガなしではただのノーマルタイプ親子であり、他のライバルも多く採用価値を見出すのは難しい。

「きもったま」「せいしんりょく」がいかく無効になり、強化された部分はあったが、それでも大きな強みとは言えなかった。

持ち前の器用さのおかげでサブウェポンは豊富であり、ダイマックスシステムとの相性も悪くない。

それでもメガガルーラ時代の輝きを取り戻すことはできず、親子で慎ましく過ごしていたらしい。

まさに盛者必衰であった……。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

リストラで入国できず

第9世代では最後まで入国禁止。
メガを失いリストラもされる厳しい世の中である。

「親子で敵をなぎ倒していた第6世代」を遠い目で思い出しながら、袋の中の子供とともに静かに休みを過ごしていた。

ポケモンチャンピオンズ

メガ復活!また最前線へ返り咲く

チャンピオンズでメガシンカが復活し、モンスターペアレントに戻ることができた。

「おやこあい」の仕様は第7世代と同様であり、実質火力は1.25倍。
残念ながら「グロウパンチ」も剥奪のまま。

第6世代ほどの暴れっぷりではないが、優秀なアタッカーとして十分現役で戦っていける性能である。

相変わらず器用で、技構成を完璧に読み切るのは難しいポケモンである。

「ねこだまし+とっておき」だけの2ウェポン構成など、当時とはまた違った形で日々戦っている。

まとめ

「史上最強の暴君」へ上り詰めた親子

ガルーラの歴史は、まさに「サファリのレアポケモンが、メガシンカと『おやこあい』でゲームの歴史上最も環境を荒らし尽くした激動の歴史」でした。

初代:ライバルのケンタロスが強すぎて地味な存在。

2~5世代:安定感のある汎用アタッカーとして地道に頑張っていた。

6世代:メガシンカで人生激変!「おやこあい」でポケモン界の頂点に。絶対的暴君として王に君臨。

7世代:大幅に弱体化。それでもなお優秀な性能であり、十分戦えるポケモン。

8~9世代:メガ剥奪やリストラによって平穏な日々を過ごす。

チャンピオンズ:メガ復活で環境に帰還。

第6世代をプレイしていたトレーナーなら、メガガルーラの「グロウパンチ」の音を聞くだけで胃が痛くなりますよね?

書いているだけでも当時の圧倒的な暴れっぷりを思い出してしまいます。

あなたが一番思い出深いのは、どの世代のガルーラですか?(6世代しかないだろ)
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

コメント