初代『赤・緑』から登場し、みず・エスパータイプの謎生物。
そしてカスミの相棒としても知られるスターミー。
対戦界においては「高い素早さと広すぎる技範囲」で全ての相手に対応する超優秀な高速アタッカーとして、第一線で活躍していました。
今回は、そんなスターミーが歩んだ「エリートアタッカー」としての歴史を振り返ります!
スターミーの概要
スターミーのデータ
![]() スターミー | |||
|---|---|---|---|
| 全国図鑑No. | 0121 | 初登場世代 | 第1世代 |
| タイプ | みず エスパー | 重さ技威力 | 80 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| はっこう | しぜんかいふく | ||
| 隠れ特性 | |||
| アナライズ | |||
![]() メガスターミー | |||
|---|---|---|---|
| タイプ | みず エスパー | 重さ技威力 | 80 |
| 特性 | |||
| ちからもち | |||
スターミーの種族値
| 第1世代 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特殊 | 素早 | 合計 |
| 60 | 75 | 85 | 100 | 115 | 435 |
| 第2世代以降 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 60 | 75 | 85 | 100 | 85 | 115 | 520 |
![]() メガスターミー | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 60 | 100 | 105 | 130 | 105 | 120 | 620 |
素早さ115を誇り、HP以外は高い水準で纏まっている典型的な高速特殊型アタッカー。
技範囲が非常に広く、敵の弱点を的確に突いていくスタイルは初代から基本変わらない。
ありとあらゆるサブウェポンを搭載しているため、受けるのは困難。
なんとZ-Aでメガシンカを獲得し、チャンピオンズ環境で使えるようになった。
まさかの「ちからもち」であり、凄まじい物理火力を手に入れることができた。
「スターミー=特殊」の概念を覆したユニークなメガシンカと言えるだろう。
スターミーの歴史と評価
スターミーが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!
第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

ケンタロスと双璧のトップメタ
初代の対戦環境は
「物理はケンタロス、特殊はスターミー」
と言われるほどに2トップとされていた。
HP以外はステータスが高く、エスパータイプにしては珍しく物理耐久も十分。
水・エスパーの複合は、当時最強の「ふぶき」「サイコキネシス」のどちらも半減できるというおまけつき。
安定感・汎用性が抜群であり、ケンタロスと並びほぼ全てのポケモントレーナーがパーティに組み込んでいた。
間違いなくスターミー選手の全盛期であり、強い要素が盛りだくさんなのでしっかり見ていこう。
高い素早さと特殊
素早さ115、特攻100という超高水準の数値が大きな強みとなっている。
当時は特防も100となり、「じこさいせい」を覚えることから特殊技の撃ち合いにも強かった。
双璧とされている「ケンタロス」よりも素早さが速いのが非常に偉く、当時の急所率は約22%である。
※もちろんダメージ倍率は2倍。強すぎる。
上から殴っているだけで勝手に急所に当たるし、なにより最強の「ふぶき」を全ポケモンで最速で撃てるのが最大の魅力。
当時のふぶきは凍り率3割のイカれ技であったため、誰よりも速くふぶきを撃てるのはあまりにも優秀であった。
技が優秀で範囲が広すぎる
初代のころからほぼ完璧と言える技範囲を誇っていた。
「サイコキネシス」「ふぶき」「10まんボルト」という当時最強と言われていた技を全て覚えることができ、それらを相手に合わせて選択するだけで凄まじい制圧力を発揮していた。
通称、小学生型スターミーである。
サイキネは特殊3割ダウン、ふぶきは凍り率3割。
この2種を上から撃てるのはさすがに強すぎた。
ちなみに当時は炎タイプがこの世に存在しないレベルだったため、「ハイドロポンプ」「なみのり」といった水技は覚えさせないことが多かった。
また、「ちいさくなる」「じこさいせい」を覚えるため、害悪型っぽくすることも非常に強かった。
サイキネで相手の特殊を下げられることもあり、実質耐久指数も高かったのである。
第2世代(金・銀・クリスタル)

大幅な弱体化で器用貧乏に
初代の全知全能最強万能ポケモンから一転、第2世代では大きく弱体化されてしまい、器用貧乏路線に足を踏み入れることに。
特殊分岐の影響で特防が100から85へと下がり、耐久指数が低下。
これは他のエスパータイプに比べたら下げ幅は小さく、まだ耐えた方であった。
初代では実質弱点がでんきのみくらいの耐性面も、むし・ゴースト・あくといったタイプの技が登場してしまい苦しい立場に。
※初代がおかしかっただけだが。
そしてスターミーの根幹を支えていたメイン技「サイコキネシス」「ふぶき」が大きく弱体化されてしまった。
急所率の低下もあり、相手にかける圧力が大きく下がったと言わざるを得ない。
この世代で「カビゴン」「ハピナス」といった特防の化け物が台頭してしまったのもマイナスであり、あっさり止まってしまうことも増えた。
総じて初代のころの万能感は影を潜め、高速アタッカーとしては中途半端なポケモンへと成り下がってしまったのである。それでも十分強いけど。
器用さと多芸さで生き残る
と、ここまで厳しいことを書き連ねてきたが、初代のころが異常すぎただけであり、この世代のスターミーもまだまだ現役であった。
炎タイプの台頭、「ガラガラ」「バンギラス」といったポケモンが登場したこともあり、水技の需要が高まった。上から水技を叩き込める点は優秀である。
そして新たに補助技を生かした”いやらしい”道が拓かれた。
「あやしいひかり」「でんじは」「みがわり」といった嫌がらせ技を高い素早さから放つことができ、それなりの耐久やアタッカー性能も兼ね備えることから、対処しづらいポケモンとして生き残ることができたのである。
「高い素早さからサポートもこなすアタッカー」としての新たな強みを開花させた世代であった。
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

努力値の仕様変更が追い風に
第3世代では努力値の仕様が変わり、全てのステータスに努力値を振れなくなった。
もちろんスターミー自身も実質耐久力が低下したが、むしろ高速アタッカーとしては悪くない。
上から的確に弱点を突いて一撃で沈める確率が上がったと言って良いだろう。
この世代で得た特性は「はっこう」「しぜんかいふく」の2種。
「どくどく」や「でんじは」による状態異常を除去できる点は優秀であり、悪くない特性を貰うことができた。はっこうのことは忘れましょう。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

強化アイテムとの相性が抜群!
第4世代で技の分類が変わったが、元々特殊技を使うスターミーにとってはほぼ関係なし。
この世代も高速広範囲アタッカーとして活躍することになる。
「いのちのたま」「こだわりメガネ」が登場したことにより、火力不足を補うことが可能になった。
撃ち分けできる「いのちのたま」は技範囲の広いスターミーと相性抜群。
相手の弱点を選択しているだけで勝利していることもあった。
「こだわりメガネ」は、火力が大きく上がることはもちろんのこと、「トリック」習得によって相手に押し付けることも可能に。
ハピナスやカビゴンに一矢報いることができるようになり、幅が広がった。
強ポケモンを狩れる点が評価された
この世代の強ポケモン「ガブリアス」「ゴウカザル」よりも速い素早さ115が非常に偉く、高速アタッカーとして再評価された。
他にも「ボーマンダ」「ゲンガー」「ムクホーク」といった強力な高速アタッカーの上を取り、一撃で落とすことができる。
「きあいのタスキ」や「こだわりスカーフ」には注意が必要だが、シンプルに使いやすいアタッカーであり、初代のころの超万能ポケモン感が戻ってきた世代と言えるだろう。
第5世代(ブラック・ホワイト)

隠れ特性「アナライズ」獲得
隠れ特性として「アナライズ」を獲得した。
後攻の際に技の威力が1.3倍となる火力増強特性である。
素早さの高いスターミーとはアンチシナジーに思えるが、交代の際にも適応されるため、後続に負荷をかけることができるようになった。
後攻で攻撃するよりも上から2回殴った方が強いため、わざわざ素早さを落とす必要はないが、火力を上げる手段が増えたのはありがたかった。
「ちいさくなる」が大強化
第5世代で「ちいさくなる」が回避率2段階上昇となったことにより、害悪型が十分実践レベルに。
友達を失くす戦法ではあるが、実際相手にすると厄介な型であった。
第6世代(X・Y・ORAS)

ゲッコウガの登場で地位を奪われた

第6世代では水御三家「ゲッコウガ」が爆誕。
同じ水タイプの高速アタッカーとして比較対象となった。
ゲッコウガは特攻・素早さでスターミーを上回り、「へんげんじざい」によって全ての技をタイプ一致で使うことができる。
技範囲は若干違うとはいえ、「シンプルなアタッカーをするならゲッコウガでええやん」ということになりがちであり、地位を奪われてしまった。
「ちいさくなる」や「じこさいせい」で差別化せざるを得ない状況に追い込まれた世代であった…。
第7世代(サン・ムーン)

Zワザとの相性は悪くない
第7世代の新システムZワザは、技範囲が広いスターミーにとっては相性が良かった。
1度限りだが、高威力の役割破壊技を放つことができ、相手の受けを崩すことができる。
ゲッコウガが覚えない電気技や岩の特殊技をZワザ化すると差別化になる。
しかし、この世代で登場した「ミミッキュ」「カプ・コケコ」といったトップメタのポケモンに弱く、環境面では向かい風が強かった。
第8世代(ソード・シールド)

ダイマックス技との相性も悪くない
第8世代では『鎧の孤島』でガラルに入国。
Zワザ同様、豊富な技を覚え、範囲の広いスターミーにとってダイマックスとの相性も良好。
自力で雨を降らしたり、サイコフィールドを展開したりと実質火力を上げることもできるようになった。
技方面では地味に強化されており、「クイックターン」「メテオビーム」あたりはおもしろい性能である。
目の上のたん瘤だった「ゲッコウガ」がガラルには不在。
しかし、新御三家の「インテレオン」の存在は気になるところ。水技の火力では大きく負けているため、豊富なサブウェポンで差別化していきたい。
第9世代(スカーレット・バイオレット)

リストラで入国できず
第9世代では最後まで入国禁止。
テラスタル環境でどうなっていたのか気になるところである。
ポケモンチャンピオンズ

衝撃のメガシンカ獲得!物理アタッカーの道へ

Z-Aで衝撃のメガシンカを披露し、チャンピオンズでも無事使えることになった。
特性が「ちからもち」に変化し、攻撃の実質種族値は220相当となる。
※メガチャーレムと同等の超火力。
素早さも少し上がって120となり、多くの相手を上から蹂躙するパワーを手に入れた。
技は「アクアブレイク」「しねんのずつき」「アイススピナー」と一通り揃っている。
先制技「アクアジェット」や、交代技「クイックターン」も覚えるため、痒いところには手が届くと言える。
弱点としては軒並み技威力が低いこと。
それでも特性のおかげで超火力を実現できるが、欲張るならもう少し威力の高い技が欲しかったところである。
ちからもちの補正が大きすぎるため基本的には物理で殴るべきだが、特攻も30上がっており、従来の特殊アタッカーとしても働くことは可能。
物理火力で押し切っても良し、両刀気味にして受けづらさを極めても良しといろんな意味でユニークなメガシンカを手に入れることができた。
まとめ
初代から「器用で優秀」であり続けた優等生
スターミーの歴史は、まさに「初代の天下から始まり、世代が変わっても『速さ・技範囲・器用さ』で環境に喰らいつき続けた優等生の歴史」でした。
初代:高速特殊アタッカーとして絶対的な存在。
2~8世代:サポート技も駆使しながら、基本はずっと変わらず広範囲の特殊アタッカーとして頑張っていた。
チャンピオンズ:メガシンカで急に物理アタッカーへ。
「迷ったらスターミーを入れておけば間違いない」と言われた時代の安心感。
小学生でも簡単に扱える初心者にも優しいポケモンでしたね。結局フルアタが強い!!!
あなたが一番思い出深いのは、どの世代のスターミーですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!





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