初代『赤・緑』から登場し、大きな口と黄色い胴体が特徴的なウツボット。
アニメでの愛くるしい(?)リアクションで親しまれていますが、対戦界におけるウツボットは、ライバルとの差別化に苦労しながらも「隙を見せたら一瞬で相手を崩壊させる両刀アタッカー」です。
そしてメガシンカ獲得で唯一無二すぎる個性も手に入れることができました。
今回は、そんなウツボットが歩んだ「急所殺し」と「晴れパの爆撃機」としての激動の歴史を振り返ります!
ウツボットの概要
ウツボットのデータ
![]() ウツボット | |||
|---|---|---|---|
| 全国図鑑No. | 0071 | 初登場世代 | 第1世代 |
| タイプ | くさ どく | 重さ技威力 | 40 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| ようりょくそ | ー | ||
| 隠れ特性 | |||
| くいしんぼう | |||
![]() メガウツボット | |||
|---|---|---|---|
| タイプ | くさ どく | 重さ技威力 | 100 |
| 特性 | |||
| とびだすなかみ | |||
ウツボットの種族値
| 第1世代 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特殊 | 素早 | 合計 |
| 80 | 105 | 65 | 100 | 70 | 420 |
| 第2世代~第5世代まで | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 80 | 105 | 65 | 100 | 60 | 70 | 480 |
| 第6世代以降 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 80 | 105 | 65 | 100 | 70 | 70 | 490 |
![]() メガウツボット | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 80 | 125 | 85 | 135 | 95 | 70 | 590 |
攻撃105、特攻100という両刀気味の種族値配分。
同タイプには「フシギバナ」「ラフレシア」が存在し、後に「ロズレイド」等も登場する。
素早さは70の中速帯であるが、3世代で「ようりょくそ」の特性を獲得したため、晴れパのエースとして働くことができる。
両刀の種族値配分のおかげで相手に読まれづらいというのも利点となった。
チャンピオンズではメガシンカを使えるようになり、特性「とびだすなかみ」によって唯一無二の個性を手に入れた。
他のポケモンでは真似できない動きができ、相手にとっては非常に厄介な存在となった。
ウツボットの歴史と評価
ウツボットが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!
第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

エスパー・こおりの全盛期がつらい
初代で2トップと言われているのがエスパーとこおり。
ウツボットはこの2タイプからしっかり弱点を突かれるため肩身が狭かった。
当時は特防も100あり高水準であったが、どこからでも「サイコキネシス」「ふぶき」が飛んでくる環境ではさすがに厳しい。
ガチバトルではほぼ出番のない悲しいスタートとなった。
実は技は優秀だった
ライバルのラフレシアと違って「はっぱカッター」を使えるのが大きな特徴。
当時の仕様ではほぼ100%急所を出すことができるため、実質威力は110。
このおかげで「ニンテンドウカップ’99」での活躍実績がある。
※ざっくりいうと2軍だけの大会。
この大会では「ドわすれ」を使う「ヤドラン」がトップメタであり、はっぱカッターで弱点を突け、急所によってドわすれを貫通できる点が高く評価されていた。
他にも「ねむりごな」「しびれごな」「まきつく」等のいやらしい技も覚え、攻撃が高いのを生かして「つるぎのまい」「はかいこうせん」「のしかかり」なんかも十分使えた。
初代から意外と器用な性能を見せていたのである。
第2世代(金・銀・クリスタル)

なんとも言えない微妙な立場
第2世代の特殊分岐の影響で、特防が100→60へと大幅に低下してしまった。
エスパーやこおりは弱体化したが、結局弱点が多く、炎が強化されたこともあって非常に厳しい。
急所率の仕様変更によって「はっぱカッター」がメインウェポンとしては使えなくなってしまい、全体的に向かい風が目立つ世代と言える。
この世代では「ガラガラ」が大暴れしていたため草タイプの需要が上がったが、毒タイプ複合のせいで受けきるのは困難であった。
その分物理の毒技「ヘドロばくだん」を習得したのは大きく、同じ草タイプの「メガニウム」「ナッシー」の弱点を突けるのは悪くなかった。
「ギガドレイン」「アンコール」等の優秀な技も習得し、物理・特殊・補助技とすべて器用に扱える路線を模索していた。
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

「ようりょくそ」獲得!
第3世代で「ようりょくそ」を獲得し、晴れパエースへの道が少しだけ拓かれた世代であった。
とはいえまだ「ひでり」はグラードンだけであり、晴れパを組むということ自体が難しい時代。
メタグロスやボーマンダ、バシャーモといったホウエンの猛者たちが多く登場したこともあり厳しい立場は変わらなかった。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

器用な晴れエースへ
第4世代で技の分類が変わったが、物理特殊ともに必要な技はだいたい習得してくれる。
先制技の「ふいうち」まで教え技で貰うことができ、晴れが切れても上を取れる確率が上がった。
相変わらず器用なヤツである。
「ウェザーボール」を覚えることができるようになり、晴れ前提なら苦手な鋼タイプも突破できる可能性が生まれた。
しかしまだこの時代も天候特性がなく、仲間に晴らせてもらうか自分で晴れさせるしかなかった。
まだまだ使い勝手が悪い世代であった。
第5世代(ブラック・ホワイト)

キュウコンのおかげで晴れパは組みやすくなった

第5世代での強化は「パワーウィップ」の習得と「せいちょう」の仕様変更くらい。
両刀気味のウツボットにとっては結構ありがたい。
「キュウコン」が「ひでり」の特性を獲得したため、晴れパを組むことが容易となり、エース枠として使うことが可能となった。
ウェザーボールやめざめるパワーで技範囲を広げることができるが、技スぺ―スの問題があるため全てに対応することは難しい。
晴れ下で「せいちょう」を使って半減でも受けられないパワーを叩き出したいところである。
第6世代(X・Y・ORAS)

ひでりがターン制限に
第6世代では特防が60から70へと上昇した。
微々たる差だが、まぁないよりはありがたい。
基本的には晴れパのエースという立場は変わらないが、「ひでり」による晴れが5ターンとなってしまった。
そのため「せいちょう」を積むターン+無双するターンが間に合わないことが多くなってしまった。
また、この世代は常に優先度+1の「ファイアロー」が幅を利かせており、晴れていようが上から殴られてしまう。
同じ葉緑素の「フシギバナ」や加速の「バシャーモ」も健在であり、うまく無双することは難しかった。
第7世代(サン・ムーン)

強力なフェアリーが増えた
第7世代ではカプ系やミミッキュといった強力なフェアリータイプが増加したため、毒タイプの需要が上がった。
理論上、晴れていればすべてのカプ系を相手にできるため、相変わらず晴れパのアタッカーとしてのお仕事を全うしていた。
物理技が豊富に
「ウェザーボール」があってこそのウツボットなので特殊ベースになりがちだが、ようやく毒物理技の「どくづき」を習得。
相手によっては「ヘドロばくだん」よりもダメージが大きくなる。
「きゅうけつ」もこの世代で威力が20から80と魔改造されたため、物理技も豊富となった。
第8世代(ソード・シールド)

残念過ぎるリストラ
第8世代では最後までガラルに入国できず。
ダイマックスシステムによる天候環境で暴れることは叶わなかった。
「ダイアシッド」も相性良いし面白かったと思うんだけどねぇ。
第9世代(スカーレット・バイオレット)

独自性は失われたが晴れ環境でもあった
第9世代ではDLC『碧の仮面』で復帰!
「葉緑素+ウェザーボール」を使えるポケモンが増えてしまい、独自の強みが若干失われてしまった。
この世代はパラドックスポケモンの「こだいかっせい」が非常に強力な環境であったため、晴れは重要度が高かった。
晴れにタダ乗りして無双することもできなくはなかった。
テラスによって無理やり行動ターンを作り出すことが可能となったのは結構おいしいシステムであった。
この世代で「ヘドロウェーブ」を習得し、特殊毒技の最大打点となった。毒率を考えなければ基本はこちらを採用したい。
チャンピオンズ

メガシンカでまさかの「とびだすなかみ」に!

チャンピオンズではメガシンカを使えるようになったことで人生が激変した。
素早さ以外がバランスよく伸び、両刀気味の種族値配分は変わらなかった。
当然メガシンカすると葉緑素がなくなるため、素早さを伸ばすことができないのは留意が必要。
気になる特性は「とびだすなかみ」が与えられた。
今までは「ナマコブシ」の専用特性であり、非常に独特な特性である。
相手の積みアタッカーを止めたり、パーティ単位で苦手なポケモンと相打ちに持ち込んだりと用途は多岐にわたる。
メガシンカで最低限の耐久力を得たことにより、第7世代で習得していた「ちからをすいとる」がここにきて重要な技となっている。
相手の火力を下げながらHPを大回復できるのは非常に強力であり、じわじわと相手を追い詰めることが可能に。
とびだすなかみを警戒して少しずつ削ってくるなら回復は簡単に間に合うし、一気に倒そうとしてくるなら相打ちに持ち込める。
他のメガポケモンのような圧倒的火力やエース性能はないが、トリッキーで誰にも真似できない個性を手に入れることができた。
まとめ
晴れとメガシンカで独自の路線を歩んだコジロウの相棒
ウツボットの歴史は、まさに「不遇な時代から晴れエースという称号を手に入れ、メガシンカで唯一無二の覚醒を果たした歴史」でした。
初代:エスパー最強時代で不遇の扱い。2軍大会では実績を残した。
3世代:「ようりょくそ」獲得。ここから晴れが前提のポケモンとなる。
4世代~:葉緑素やウェザーボールを生かして晴れエースに。
チャンピオンズ:メガシンカで唯一無二の性能に。トリッキーな動きで相手を攪乱できるように。
コジロウの相棒としておなじみのウツボット。
不遇の時代も長かったですが、晴れパのエース枠として活躍の場を与えられました。
メガシンカも獲得し、新たなフェーズに入ったウツボットをコジロウ同様に愛でていきたいですね。
あなたが思い出深いのはどの世代のウツボットですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!





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