初代『赤・緑』から登場し、「ガーディ」に「ほのおのいし」を使うことで進化するウインディ。
図鑑の分類名が「でんせつポケモン」となっている通り、その堂々たる姿と高いステータスは多くのトレーナーを魅了してきました。
対戦環境においても、トップクラスの高い総合力を生かして世代ごとに役割を変えながら戦い続ける「対戦界の超万能プレイヤー」です。
今回はそんなウインディの輝かしい対戦史を振り返ります!
ウインディの概要
ウインディのデータ
![]() ウインディ | |||
|---|---|---|---|
| 全国図鑑No. | 0059 | 初登場世代 | 第1世代 |
| タイプ | ほのお | 重さ技威力 | 100 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| いかく | もらいび | ||
| 隠れ特性 | |||
| せいぎのこころ | |||
![]() Hウインディ | |||
|---|---|---|---|
| タイプ | ほのお いわ | 重さ技威力 | 100 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| いかく | もらいび | ||
| 隠れ特性 | |||
| いしあたま | |||
ウインディの種族値
| 第1世代 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特殊 | 素早 | 合計 |
| 90 | 110 | 80 | 80 | 95 | 455 |
| 第2世代以降 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 90 | 110 | 80 | 100 | 80 | 95 | 555 |
![]() Hウインディ | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 95 | 115 | 80 | 95 | 80 | 90 | 555 |
初代のでんせつポケモン。
しかし「伝説のポケモン」ではないので注意。アブソルやウルガモスも伝説?
全ての数値が高水準であり、合計種族値は全ポケモントップクラス。
ウインディより上は600族の皆さんくらいであり、御三家よりも高い水準である。
ずば抜けた数値がないのも事実だが、優秀な特性「いかく」も相まって超高水準の総合力が最大の強み。
ヒスイ地方ではリージョンフォームを獲得。
いわタイプが追加され、さらに攻撃的な性能になった。
ウインディの歴史と評価
ウインディが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!
第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

最高峰の種族値なのに弱い…
合計種族値455。現代の種族値に直すと535。
でんせつポケモンの名に恥じない素晴らしい種族値をしていた。
しかし驚くほど技が貧弱だった。
「だいもんじ」「かえんほうしゃ」「あなをほる」くらいしか覚えない。オワッテル。
当時はこおり技がほのおに等倍であり、炎タイプ自体が普通に不遇。
水タイプの「スターミー」等もメジャーであったため、ウインディがいくらでんせつポケモンでも活躍するのは困難な環境であった。
第2世代(金・銀・クリスタル)

特攻上昇と炎タイプの需要アップ!
特殊分岐の影響で特攻が80→100へ上昇し、合計種族555という凄まじい数値に。
御三家を凌ぐレベルの種族値となり、今後も600族以外には負けることのない総合力となった。
はがねタイプが追加されたことにより、ほのおタイプの需要が大きく増加し、「厄介な鋼を焼き払う」という重要な役割が与えられた。
代名詞「しんそく」習得!
第2世代ではウインディの代名詞とも言える新技「しんそく」を獲得!
現在でも選ばれし者しか使えない技を習得したことにより、一層でんせつポケモン感が際立った。
当時は先制技自体が非常に貴重だったため、「しんそく=ウインディ」という強いイメージがここで確立された。
ノーマルテラスカイリュー?知らない子ですねぇ…
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

神特性「いかく」獲得!
第3世代で授けられた特性はシンプルに優秀な「いかく」であった。
これによって繰り出し性能が上がり、サイクル戦のパーツとして組み込むことが可能となった。
この世代から登場した新技「オーバーヒート」との相性が良く、威嚇も相まって打ち逃げには非常に向いているポケモンであった。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

物理炎技の「フレアドライブ」習得!
第4世代で技の分類が変わり、ついに炎の物理技「フレアドライブ」を習得した。
高い耐久力を反動で削ってしまうのは少し痛いが、瞬間火力が大幅に上がり、アタッカー性能が格段に引きあがった。
相変わらずサブウェポンは貧弱だが、基本はフレドラとしんそくがあればとりあえずOK。十分な活躍が期待できる。
「あさのひざし」で耐久型も可能に
HGSSで「あさのひざし」を習得し、「いかく」「おにび」と合わせて耐久型としての才能も開花させた。
弱点はメジャーだが4倍弱点がなく、高めの耐久力を生かせるようになった。やはり高種族値は正義である。
第5世代(ブラック・ホワイト)

サブウェポンを大量に習得!技範囲が改善!
第5世代では今までが嘘のように豊富な技を習得した。
「インファイト」「げきりん」「ワイルドボルト」といった苦手なタイプへの対抗策となる威力の高い技だけでなく、「ニトロチャージ」「じならし」等の優秀な追加効果をもつ技まで覚えることが可能に。
そして代名詞の「しんそく」の優先度が+2になったことも非常に大きい。
「いかく+高火力+広範囲」で、さすがの実力を発揮できるようになった世代と言える。
第6世代(X・Y・ORAS)

相変わらず高いスペックを発揮
第6世代ではウインディ自体にあまり変化はなく、相変わらず高いスペックで動いていくでんせつポケモンであった。
新登場したフェアリー技を半減で受けられること、暴れまわっていたファイアローにしんそくで先制を取れることから相対的には大幅強化されたと言える。
しかし、「ファイアロー」「メガリザードン」「メガバシャーモ」といった炎タイプのライバルが強すぎたため、シングルでは使用率が伸びなかった。
ダブルでは高種族値のいかく持ちということで使用率が高く、ダブルに居場所を見つけ出した世代とも言える。
第7世代(サン・ムーン)

ダブルの使用率がまさかの1位に!
第7世代で強力なフェアリーが増えたため、ウインディにとってはおいしい環境に。
とくにダブルバトルでは圧倒的な使用率を誇り、サンムーン環境ではなんと1位にまで駆け上がった。
敵2匹に「いかく」をばら撒きながら、「バークアウト」「おにび」「しんそく」等を使えるウインディは優秀すぎたのである。
もちろんアタッカー性能も高く、物理・特殊問わないのも大きな強みとなっていた。
USUMで一気に陥落!

ダブルの王となり、名実ともにでんせつポケモンとなったウインディであったが、USUM環境で絶望を味わうことになる。
同じ炎タイプの「いかくガオガエン」が解禁されてしまったのだ。
耐久力は全てガオガエンの方が上であり、技範囲も広い。
悪タイプ複合によりエスパー無効であり、一貫しやすい悪やゴーストも半減。
そして極めつけが「ねこだまし」を使えてしまう。
ダブルに必要な要素を全て備えており、パーティにいれない理由がないレベルであった。
ガオガエン1匹でダブルの環境は激変してしまい、ウインディは完全にガオガエンの陰に隠れる形となってしまった。
第8世代(ソード・シールド)

エースバーンに弱点を突かれない
第8世代で猛威を振るっていたトップメタが「リベロエースバーン」である。
すべての技をタイプ一致でダイマックス技として扱えるエースバーンは最強のポケモンであった。
ウインディは炎単タイプのおかげで基本的にエースバーンから弱点を突かれることがないのが大きな魅力になった。
ライバルのガオガエンでは「とびひざげり」が抜群で入ってしまうため、ウインディは何もしていないが勝手に差別化できるように。
ついでに「ゴリランダー」も使用率が非常に高く、上から焼き払えるウインディはそこでも優秀な存在であった。
シングル・ダブル問わず、環境に適応して一定の地位を築いていた世代と言えるだろう。
第9世代(スカーレット・バイオレット)

攻撃的なリージョンフォームを獲得!

ヒスイ地方で登場したリージョンフォームがSV環境でも使えるように。
いわタイプが追加され、攻撃種族値も原種より5高くなって攻撃性能が増した。
特性「いしあたま」によって「フレアドライブ」「もろはのずつき」「ワイルドボルト」を反動なしで使えるのが大きな特徴。
反動によって高水準な耐久を削ってしまうのが苦しかったウインディにとっては革命である。
岩・炎の複合になったことによって4倍弱点が2つもできてしまい、他の弱点もメジャーどころ。
種族値上はそれなりに硬いが、弱点を突かれやすいので受けにはあまり向いていないと言える。
逆に弱点を突かれやすすぎるため、草テラス等で透かしながら行動機会を作ることもできた。
総じて有利不利がはっきりしている性能であり、サイクル戦への適性は非常に高い。
ポケモンチャンピオンズ

なんでもできる万能アタッカー感は変わらず
チャンピオンズでも原種、リージョン共に参戦。
基本的にSV時代と大きく変わったことはないが、「もえつきる」を再習得した。
タイプなしとなり、全ての技を等倍で受けるようになる。原種の耐久型では面白い技である。
初期環境ではテラスタルが廃止されており、「ノーマルテラスしんそく」や、Hウインディの4倍弱点を無理やり消すという動きはできなくなってしまっている。
メガシンカ勢が復活してしまいライバルも増えたが、高い種族値と優秀な特性を軸に万能ポケモンとして日々戦っている。
まとめ
時代が変わっても廃れない「永遠の万能ストライカー」
ウインディの歴史は、まさに「常に時代の求める役割へと柔軟に変化し続けてきた優等生の歴史」でした。
初期:種族値は高いが技が少なすぎて不遇な扱い。
3世代:「いかく」獲得でサイクル戦への適性を得る。
4~5世代:覚える技が一気に増え、技範囲が改善。
6~7世代:ダブルへの適性が高く、使用率1位になったことも。
9世代:リージョンフォーム獲得。いしあたまによってアタッカー性能が高い。
チャンピオンズ:なんでもできる万能ポケモンとして活躍中。
高い種族値と優秀な特性を両立した稀有なポケモンであり、なにをやらせてもしっかり働いてくれる安心感が最大の魅力のウインディ。
「でんせつポケモン」の名に恥じない万能ポケモンと言って良いでしょう。かっこいいぜ!
あなたが一番思い出深いのは、どの世代のウインディですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!





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