初代『赤・緑』で「ほのおのいし」を使って進化する、ほのおタイプのブースター。
もふもふな毛並みと可愛らしいビジュアルで圧倒的な人気を誇るポケモンですが、対戦界においては長年「不遇すぎる歴史」を歩んできたことでも超有名です。
今回は、全トレーナーから愛され、ネタにされ、そしてついに悲願を果たしたブースターの熱い対戦史を振り返ります!
ブースターの概要
ブースターのデータ
![]() ブースター | |||
|---|---|---|---|
| 全国図鑑No. | 0136 | 初登場世代 | 第1世代 |
| タイプ | ほのお | 重さ技威力 | 40 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| もらいび | ー | ||
| 隠れ特性 | |||
| こんじょう | |||
ブースターの種族値
| 第1世代 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特殊 | 素早 | 合計 |
| 65 | 130 | 60 | 110 | 65 | 430 |
| 第2世代以降 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 65 | 130 | 60 | 95 | 110 | 65 | 525 |
初代ブイズ3兄弟の1人であり、炎タイプ担当のもふもふで愛らしいポケモン。
全ポケモントップクラスの攻撃130という数値が最大の魅力だが、1~3世代は炎技が特殊技扱い。
それからもなかなか物理技に恵まれずに「唯一王」の称号を手に入れていた。
炎タイプには強力なライバルが多く、素早さが微妙なブースターが第一候補に挙がることは少なく、基本的にどの世代でも不遇気味。
ブースターの歴史と評価
ブースターが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!
第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

長い長い不遇時代の始まり
初代のブースターは攻撃130・特殊110という超高次元の種族値を与えられた。
これは伝説のポケモンを凌ぐレベルであり、間違いなく全ポケモントップクラス。
つまり最強ポケモン!!!!
……なわけがなかった。
当時の炎タイプは氷を等倍で受けてしまうこともあり、タイプ自体が不遇気味。
そして炎技は特殊技扱いのため、攻撃130が完全に死んでしまっている状況であった。
この高い攻撃を生かす技は「のしかかり」「はかいこうせん」くらいしかなかった。
幸いこの時代は特攻も110という数値のため、「だいもんじ」の火力はかなりのものだが、今度は足の遅さがネックになる。
総じてわざわざブースターを使う理由は皆無であった。
某攻略本では「苦行じみた進化」と書かれていた。
かわいそすぎるだろ…。
第2世代(金・銀・クリスタル)

まだまだ冬の時代が続く…
第2世代では特殊が分岐され、特攻が110から95に低下。
ブイズの中では唯一特攻を下げられた形となった。
鋼タイプが登場し、炎タイプの価値は大きく上がったが、ブースターの地位はとくに変わらず。
炎のライバルたちから一歩、二歩後れをとっていた。
この時代のトップメタである「カビゴン」「ガラガラ」に弱いのも致命的であった。
一応この時代で物理技扱いの「シャドーボール」を習得し、シャドーボール使いとしては超一流となった。
高い特防も相まってエスパー・ゴーストキラーとして多少使えるように。
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

もはや可哀想なくらい影が薄かった
第3世代では特性「もらいび」を獲得。
炎技に対して受け出せるようになったが、元々半減で特防も高いため大きな強化とは言えなかった。
この時代でも不遇な存在であり、多くのポケモンの劣化は避けられない状況だった。
アイデンティティになりかけていた「シャドーボール」も、タイプ一致で使える「ジュペッタ」や、600族の「メタグロス」が登場してしまい可哀想なことに。
もはや可哀想なくらい冬の時代が続いていた…。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

「物理・特殊の分離」が起きるも…
第4世代では技の分類が変わり、物理の炎技が多数登場!
全ブースターファンが歓喜に沸き、長い不遇時代に終止符が打たれると思っていた。
……しかし彼は期待を裏切らなかった。
ライバルの「ウインディ」「バシャーモ」などが「フレアドライブ」を覚えていく中、なんとブースターは習得できず!
威力65の「ほのおのキバ」が最大打点であった…。
ブースター比では強化された世代ではあったが、「なぜブースターにフレアドライブをあげないんだ!」と全トレーナーが全米並みに泣いた、不遇史のピークと言える時代であった。
第5世代(ブラック・ホワイト)

「こんじょう」と「ニトロチャージ」の獲得
第5世代では隠れ特性として「こんじょう」を獲得。
「どくどくだま」を持たせることによって凄まじい火力を実現することが可能に。
また、初代からずっと弱点であった素早さを上昇させる「ニトロチャージ」を習得し、少しずつではあるが強化されていた。
しかし、初代から最大のライバル「ウインディ」が「インファイト」を習得してしまい、格闘打点での差別化ができなくなった。
また、この世代で火力も素早さも上の「ヒヒダルマ」が登場してしまい、ますます苦しい立場に追いやられた。
ゲーフリはブーちゃんに試練を与えすぎである。
第6世代(X・Y・ORAS)

悲願の「フレアドライブ」習得!!!
2013年10月12日、ポケモン対戦史に残る歴史的事件が起きた。
ついにブースターが「フレアドライブ」を習得したのである!!
発売当時、ブースターが「フレアドライブ」を覚えたというニュースはSNSや掲示板を駆け巡り、「ブースターおめでとう!」「唯一王卒業!」と世界中のトレーナーが涙を流しながら祝福していた。
……というのは良いのだが、結局対戦環境においての地位は大きく変わらなかった。
結局炎タイプには強力なライバルが多く、フレドラを覚えたとはいえ、他の炎タイプを使った方が良いことが多かった。
一致技の火力が大幅に上がったことにより、「こだわりスカーフ」を持たせて上からフレドラを一撃ぶち込むというのがこの世代の戦い方であった。
第7世代(サン・ムーン)

特殊環境が少しだけ追い風に
第7世代でも「ガオガエン」「アローラガラガラ」といった炎タイプが登場し、またまたライバルが増えてしまった。
この世代では「カプ・テテフ」「カプ・コケコ」「アーゴヨン」「メガリザードンY」など、強力な特殊アタッカーが多く存在していたため、特防に定評のあるブースターにとっては若干ありがたい環境であった。
相手の特殊技をしっかり耐えて高火力で反撃するという路線で炎のライバル達と差別化していきたい。
特性は「もらいび」、持ち物は「とつげきチョッキ」や「ジメンZ」がメジャーどころであった。
第8世代(ソード・シールド)

ダイマックスとの相性は良好
第8世代での新システム「ダイマックス」との相性は非常に良好。
不安すぎる耐久を誤魔化すことができ、フレドラを反動なしの「ダイバーン」にして扱うことができる。
サブウェポンの「あなをほる」「アイアンテール」といった癖のある技も、ダイマックスしてしまえば優秀な技に早変わり。
しかし、素早さを上げる「ダイジェット」を使えないため、相変わらず足の遅さがネックとなる。
システムとの相性は良いが、結局大きく地位を上げることはできなかったブーちゃんであった。
第9世代(スカーレット・バイオレット)

「根性ノーマルからげんき」が可能に
第9世代ではテラスタルによって、「根性ノーマルからげんき」という超ロマン火力を実現できるように。
一撃の火力は全ポケモンでもトップクラスとなるが、低い素早さや耐久が削られていくこともあって長生きはできない。
相変わらず強力なライバル達が多く、わざわざブースターを使う理由が乏しいと言わざるを得ない。
チャンピオンズ

定位置の微妙な立ち位置から変わらず
チャンピオンズでも初期環境からもちろん内定。
初期の持ち物は少なく「どくどくだま」による能動的な「こんじょう」発動ができない状況が続いた。
とくに語ることもないくらい何も変わらず、相変わらず苦しい立場でくすぶっている。
一生ライバル達の背中を追いかけてるが、いつの日か追い抜くことはあるのだろうか…。
まとめ
愛され続けた「唯一王」
ブースターの歴史は、まさに「技に恵まれない不遇の時代を『唯一王』として愛されながら耐え抜き、フレアドライブの習得とともに超火力アタッカーへと覚醒した感動の成長劇」でした!
初代~4世代:攻撃130なのに生かせる技が皆無。「フレアドライブ」が貰えず「唯一王」と呼ばれる。
5世代:「こんじょう」獲得で火力はトップクラスに。
6世代:念願の「フレアドライブ」習得で全米が泣いた。
7世代~現在:一撃の火力は高いが、強力なライバル達に後塵を拝す状況がずーっと続いている。
あまりにも不遇だけど「可愛いから使いたい」というトレーナーの愛に応えるように、少しずつ強くなっていったブースター。
唯一王と呼ばれた苦しい日々を乗り越えましたが、未だにトップ層には追い付けないあたりもかわいいですね!
あなたが思い出深いのはどの世代のブースターですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!




コメント