サンダースのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

初代『赤・緑』でイーブイに「かみなりのいし」を使うことで進化する、電気タイプの花形、サンダース。

針のように逆立った黄色い毛並みと鋭い眼光そのままに、対戦界においては「圧倒的な素早さで常に上から殴り続ける超高速アタッカー」として、ブイズ随一のスピードを生かして対戦環境を駆け抜けてきました。

今回は、そんなサンダースが繰り広げた「爆速の対戦史」を振り返ります!

サンダースの概要

サンダースのデータ


サンダース
全国図鑑No.0135初登場世代第1世代
タイプでんき重さ技威力40
通常特性1通常特性2
ちくでんー
隠れ特性
はやあし

サンダースの種族値

第1世代
HP攻撃防御特殊素早合計
656560110130430
第2世代以降
HP攻撃防御特攻特防素早合計
65656011095130525
特殊分岐で特防が110→95へ低下。
初代ブイズ3兄弟の1人であり、電気タイプ担当の触ったら痛そうなポケモン。

素早さ130、特攻110という典型的な超高速アタッカーであり、初代から現在までその速さを生かした戦いを得意とする。

圧倒的な素早さから繰り出す電気技は強烈であり、初代から長い間高速アタッカーの代表格として君臨してきた。

「電気タイプ=足が速い」というイメージを植え付けたポケモンでもあり、その後も高速電気タイプが多数登場している。

世代を追うごとにライバルが増え、インフレの波に飲まれつつあるが、元祖高速ポケモンとして「まだまだ若い者には負けん!」と語っている。

サンダースの歴史と評価

サンダースが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

最強の電気タイプとしてトップ層に君臨!

初代のサンダースは、まさに「速さこそパワー」を体現した存在だった。

同じ電気タイプの「マルマイン」に次ぐ全体2位の素早さをもち、特攻・特防110という超高水準な数値をもつ。

当時の急所率は約25%という凄まじい確率であり、上から「10まんボルト」を撃ってるだけで相手に大きな圧力をかけることができた。

当時のトップメタに「スターミー」や「ラプラス」「フリーザー」といった電気弱点のポケモンが君臨していたため、サンダースはほぼ必須の存在であった。

また、「ケンタロス」「フーディン」などの高速アタッカーにも先制を取れるのが非常に偉く、受けにきた「ナッシー」や「フシギバナ」には、4倍の「ミサイルばり」を叩き込めるといった汎用性抜群の性能が人気の理由であった。

当時は「ふぶき」全盛期。
その影響もあって地面タイプがほぼ息をしていなかったのも追い風であり、使用率は全ポケモンでトップクラスであった。

ルーキーでトリプルスリーを達成するくらいの衝撃でした。

耐久型も強かった

当時は持ち物も何もないため、上から確実に厄介な補助技を繰り出すことにも定評があった。

「どくどく」「でんじは」「かげぶんしん」といった初代で強かった技を確実に使うことができるため、相手にとっては非常に厄介。

鋼タイプが存在せず、毒タイプもほとんど環境にいなかったため、「どくどく」「かげんぶんしん」を積んで粘るだけで勝てることもあった。

第2世代(金・銀・クリスタル)

「めざめるパワー」でアタッカー性能アップ!

第2世代では特殊が分岐され、特防が110から95に低下した。
他のポケモンに比べれば下げ幅は小さく、サンダースの高速アタッカーとしての役割を考えると大きな影響ではなかった。助かったねサンダースちゃん。

電気タイプ全般に言えることだが、新技「めざめるパワー」が登場したことにより技範囲が大きく改善。
ここから長い間「めざパ氷」には大変お世話になることになる。

また、「あまごい」を習得したことにより、「かみなり」の爆発力にも期待できるようになった。
特攻110からの必中雷はかなりの火力を実現でき、麻痺率が1割から3割へ上昇したのも追い風であった。

ライバルや特殊受けの化け物が登場

この世代の準伝説ポケモン「ライコウ」は大きなライバルとなった。
素早さ以外は全て種族値が負けており、純粋な性能ではあちらに分がある。
ライコウよりも速い素早さから、豊富な補助技を駆使して戦うことも増えてきた世代であった。

また、「カビゴン」「ハピナス」といった特防お化け達も壁となり立ちはだかった。
特殊技でゴリ押しても突破は難しく、撤退を余儀なくされることも増えてしまった。

まだまだ現役で強ポケモンの立ち位置だったが、初代ほど大暴れはできなかった世代であった。

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

特性「ちくでん」と努力値の仕様変更

第3世代で「ちくでん」の特性を獲得。
元々電気技は半減だったが、この時代はまだ電気タイプも麻痺する時代であったため、電気技の追加効果による麻痺の可能性が無くなったのは強化と言える。

この世代で努力値の仕様が変わり、全てのステータスに努力値を振れなくなった。
当然サンダースも耐久力が下がったが、ほぼ全てのポケモンの上を取って殴るサンダースにとっては大きな痛手にはならなかった。
むしろ相手の耐久指数が下がったことの恩恵の方が大きかったと言える。

やはり圧倒的な素早さは腐ることがなく、まだまだ現役で活躍していた世代であった。

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

戦闘用アイテムによって動かしやすさアップ!

第4世代では技の分類が変わったが、元々特殊電気技がメインのサンダースにとっては影響なし。

特性「ちくでん」が「でんじは」も無効化できるようになったのは強化であり、自慢の足を奪われる可能性が低下した。

「きあいのタスキ」「こだわりメガネ」「いのちのたま」「ヤタピのみ」「シュカのみ」など、相性の良いアイテムが多く実装されたため、さらに扱いやすいポケモンとなった。

ブイズの代名詞「あくび」も習得し、他にも「うそなき」「ねがいごと」といった補助技も可能。

アタッカー性能もサポート性能も上がり、依然として優秀なポケモンの立ち位置をキープしていた世代であった。

第5世代(ブラック・ホワイト)

神技「ボルトチェンジ」習得でサイクル戦に参加

第5世代では、サンダースにとって相性抜群の新技「ボルトチェンジ」を習得!

上からボルチェンで負荷を与えつつ逃げることができ、サイクル戦のダメージレースで優位に立つことができるようになった。

「あくび」や「ねがいごと」との相性も良く、一気に戦いの流れを掌握することも可能となった。

ほとんどの電気タイプがボルチェンを習得したため、それ自体は差別化にならないが、電気タイプ最速からそれなりの火力で放てるというのは個性と言って良いだろう。

でんき枠の奪い合いが熾烈に

電気タイプ最速の地位は揺るがないが、徐々にライバルが増えてきており、パーティの電気枠争いが熾烈になってきた。

「水ロトム」は汎用性が極めて高く、多くのパーティで採用されるようになり、この世代の準伝説「ボルトロス」も優秀な耐性と特性をもつライバルとなった。

初代から安定した活躍と使用率を見せていたサンダースだが、ここにきて陰りが見え始めた世代だったと言える。

第6世代(X・Y・ORAS)

新ライバル「メガライボルト」登場

第6世代では特殊技の威力が軒並み下げられる修正が入り、メイン技の「10まんボルト」が威力90、「かみなり」も威力110へと下がってしまった。

タイプ相性の仕様変更により、鋼タイプに通るようになった「シャドーボール」の価値が大きく向上した。

そしてまた新たなライバル「メガライボルト」が登場した。
特攻・素早さともに135というさすがメガポケモンという数値をしており、特性も「いかく」に変化する。
当然「ボルトチェンジ」を使うことができるため、威嚇を撒きながら高い火力で殴りつつ逃げることができるようになってしまった。

この時代はメガしたターンはメガ前の素早さが参照されるため、初速はサンダースが勝っているが、それでも大きなライバルとして立ちはだかった。
幸い、ブイズ由来の豊富な補助技があるため差別化には困らない。

第7世代(サン・ムーン)

同速の「カプ・コケコ」登場が痛すぎた

もはやお馴染みとなりつつある新ライバルが第7世代でも登場した。

最も意識しなければならないのは「カプ・コケコ」だろう。
同じ素早さ130族であり、フィールドによって実質火力は大幅に負けてしまっている。
フェアリー技を一致で撃て、ボルチェンやとんぼがえりも完備。そもそも物理か特殊かも読みにくい。
しぜんのいかりやちょうはつ、壁貼りまでできてしまう器用さも持ち合わせている。

以上のことから、コケコではなくサンダースをわざわざ使う場合、それ相応の理由が必要な状況に追い込まれてしまった。

サンダース自身が弱体化されたわけではないが、毎世代押し寄せてくるライバル達のせいで徐々に肩身が狭くなってきていた。

第8世代(ソード・シールド)

めざパ廃止で大打撃

第8世代では「めざめるパワー」という技自体が廃止され、サンダースにとっては大打撃となった。
第2世代から長らくお世話になっていためざパを喪失したことで、技範囲の狭さが浮き彫りに。

単純なアタッカーとしては間違いなく質が下がってしまった世代であった。

素早さ130族が信用できない数値に…

この世代で新たなレジ系「レジエレキ」が登場した。
なんと素早さ200という異次元の数値であり、いくらサンダースでも歯が立たなかった。

また、ダイジェットが吹き荒れる環境であったため、サンダースをあっさりと追い抜いていくポケモンも爆増。
上から動いてなんぼのサンダースにとっては厳しい環境であった。

そのことから隠れ特性「はやあし」を採用し、一度のダイジェットでは抜かれないようにする型が劇的に増えた。

初代から安心安全の素早さ130族であったが、もはやその数値は絶対のものではなくなっていることを痛感させられた世代であった。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

130族を超える強ポケモンが増えてしまった

第9世代ではダイマックスが廃止され、ダイジェットで抜かれることもなくなったが、今度は「普通に130族を抜けるポケモン達」が登場してしまった。

「ハバタクカミ」「パオジアン」「テツノツツミ」といったチート級の速さをもったポケモンが爆誕し、さらに「神速カイリュー」も暴れまわっている環境ではさすがに厳しい。

テラスタルとの相性は良好であり、喪失しためざパ代わりに「テラバースト」を扱うことができる。
サブウェポンが貧弱すぎたサンダースにとってはありがたい技である。
新技「みわくのボイス」も習得し、ドラゴンにも一矢報いることができるようになった。

初代から圧倒的なスピードを前提にして成り立っていたポケモンであるため、自分より先に動くポケモンが増えたことで使用率は低下してしまった。

チャンピオンズ

素早さの優位性が戻ってきた

チャンピオンズでも初期環境からもちろん内定。
女子枠的なブイズ枠ってのがあるらしい。

ライバルとなっていた電気準伝説の皆様や、S130族を抜けるポケモンが内定していないため、S130という数値の優位性が戻ってきている。

自身より速い「ドラパルト」や「メガライボルト」は存在するため意識しなければならないが、それでもトップクラスのスピードである。

今後準伝説が解禁されるまではスピードを武器にしぶとく生きていけるだろう。
ライバルたちが解禁されたらお察しだが…。

まとめ

どんな時代も「黄色い閃光」であり続けた

サンダースの歴史は、まさに「初代から圧倒的な素早さを武器に上から殴り続け、ライバルが増えてもそのスピードを武器に第一線を走り抜けてきた疾走の歴史」でした!

初代:素早さ2位のスピードから急所連発の最強格。使わない理由はないレベル。

2世代:「めざめるパワー」習得で技範囲が大きく改善。

3世代~現在:ライバルが次々と登場して徐々に厳しい状況に。それでも豊富な補助技を駆使してなんとか戦っている。

相手の攻撃を受ける前に上から一撃を叩き込み、苦手な相手からは「ボルトチェンジ」で爽快に去っていくスピード感!
そして不意のスカーフに狩られちゃうかわいいヤツです。

初代の圧倒的強者感は失われましたが、やっぱりサンダースは使っていてテンションが上がる最高のブイズですね!

あなたが思い出深いのはどの世代のサンダースですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

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