フーディンのポケモン対戦の歴史と評価まとめ!

ポケモン

初代『赤・緑』で通信交換によって進化する、エスパータイプの絶対的エース、フーディン。

手に持ったスプーンと高い知能、そして「サイコキネシス」の一撃で相手をなぎ倒す姿は、当時の対戦プレイヤーにとってまさに絶望の象徴でした。
※ちなみに初代『赤・緑・青』ではスプーンまげを覚えません。

今回は、初代での「絶対神」としての君臨から、環境の変化に適応し、新たな力を手にして生き残り続けるフーディンの激動の対戦史を振り返ります!

フーディンの概要

フーディンのデータ


フーディン
全国図鑑No.0065初登場世代第1世代
タイプエスパー重さ技威力60
通常特性1通常特性2
シンクロせいしんりょく
隠れ特性
マジックガード

メガフーディン
タイプエスパー重さ技威力60
特性
トレース

フーディンの種族値

第1世代
HP攻撃防御特殊素早合計
555045135120405
第2世代~第5世代まで
HP攻撃防御特攻特防素早合計
55504513585120490
※特殊分岐で特防が135→85へ低下。
第6世代以降
HP攻撃防御特攻特防素早合計
55504513595120500
※特防が85→95へ上昇。

メガフーディン
HP攻撃防御特攻特防素早合計
555065175105150600
※防御+20,特攻+40,特防+10,素早さ+30
※第6世代はなぜか特防がアップせず合計+90だった。
高い特攻と素早さが全てと言わんばかりのTHEエスパーといった種族値配分。

初代では特攻&特防135というアルセウスよりも高い数値を誇っていた。

さすがに2世代からは特防が一気に50も下がってしまったが、高い特攻と素早さは健在。

どの世代でも「サイコキネシス」を中心に特殊技を上から放っていくスタイルは変わらない。

耐久面は非常に脆く、先制技でも致命傷となるため、とにかく先に動いて一撃で仕留めるという動きが基本となる。

6世代でメガシンカを習得し、さらに特攻と素早さが上がり、特攻175、素早さ150という見たことのないレベルの数値となった。

フーディンの歴史と評価

フーディンが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!

第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)

史上屈指の「ぶっこわれポケモン」

初代のフーディンは、ポケモンの歴史上でも屈指の「ぶっ壊れポケモン」だったと言える。

当時ポケモンをやっていた人は絶対フーディン使ってたよね?友達がいなくて通信進化できないって?

あまりにも強い要素が多すぎるため、一つ一つしっかり振り返っていこうと思う。

特攻&特防135が強すぎた

フーディンの特殊は135であり、これは「超火力+超耐久力」を意味する。
特殊技の撃ち合いが多発する初代のポケモンバトルにおいてはあまりにも優秀な数値であった。

もちろんHPは低く、物理耐久はお察しだが、それさえも「リフレクター」や「じこさいせい」で耐久することが可能であった。

さらに当時のエスパータイプは実質弱点なし!
虫技なんて飛んでこないし、ゴースト技なんて設定ミスで無効化。そもそも「したでなめる」しかないし。

さらに、最強と言われていたエスパー技を半減できるのはエスパーだけ。今思うとエスパーゲーすぎる。

このように超火力が魅力でありながら、実は耐久力も兼ね備えていた素晴らしいポケモンであったのだ!

約23%の高い急所率!

当時は素早さ依存で急所率が決定されていたため、フーディンは約23%の確率で急所に当てることができる。

これは十分すぎるほど急所狙いができる確率であり、急所に当たればダメージ2倍。さすがに強すぎる。

現在の急所率が約4%ということを考えると異次元の確率である。ヤバすぎんだろ…。

「サイコキネシス」が超絶性能だった

フーディンの代名詞「サイコキネシス」の性能がとんでもないものだった。

威力90・命中100はもちろん素晴らしい。
そして追加効果が「3割で相手の特殊を下げる」というものだった。1割じゃないよ?3割だよ?

つまり相手の特攻・特防をどちらも下げるということになるため、「ダメージ補強もできるしこちらの耐久力は増す」というぶっこわれ技であった。

フーディンミラーやスターミー相手には本来有効打がないが、追加効果を引いてしまえば強引に突破できてしまうほどであった。強引すぎんだろ!

当時はサイキネを半減できるのはエスパータイプだけであり、悪タイプも存在しないため、とりあえずサイキネを撃ちまくっておけば良いという環境であった。

いやぁ、ほんとに強かったな…。

第2世代(金・銀・クリスタル)

凄まじい弱体化の波が押し寄せた

初代であまりにも暴れすぎたからなのか、第2世代では大幅に弱体化されてしまった。

特殊分岐の影響で特防が135→85へ大幅低下。
特殊技を受けながら殴っていくスタイルは完全に不可能となった。

急所率の仕様変更によって急所を狙うことも難しくなってしまい、攻守ともに大きく弱体化してしまった。

あく・はがねタイプが追加されたことによりエスパー技の通りが悪くなり、「ブラッキー」や「バンギラス」といった天敵が登場した。

特防の化け物「カビゴン」「ハピナス」も存在するため、フーディンにとっては逆風吹き荒れる世代であった。

技方面は大きく強化された

弱体化ばかり目立つが、この世代で多くの技を習得した。

当時は特殊技であった「ほのおのパンチ」「れいとうパンチ」「かみなりパンチ」の3色パンチを覚え、技範囲が大きく改善された。

補助技としては「アンコール」を習得したことが大きく、高い素早さと相性が良い。

サイキネごり押しおじさんから随分器用になったものである。

第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

高速アタッカーとしての資質は高かった

第3世代で与えられた特性は「シンクロ」と「せいしんりょく」であった。

まだ先制技が豊富ではなく、スカーフもなかったため、素早さ120族はやはり優秀であった。

サイキネと3色パンチのおかげで技範囲が広く、ボーマンダやギャラドスを上から4倍弱点で殴ることができるのは非常に偉い。

初代ほどの暴れ方は無理になってしまったが、高速アタッカーとして一定の地位をキープしていた世代と言える。

第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

特殊技を多く習得!

優秀なサブウェポンであった3色パンチが物理技になってしまって実質使えないことに。

しかし、「きあいだま」「シャドーボール」「エナジーボール」「シグナルビーム」といった特殊技を多数習得した。

特殊技を生かしたフルアタ型がベースとなりつつも、「スカーフトリック」や「アンコール」「めいそう」といった搦め手も使うことで自分の色を出していた。

第5世代(ブラック・ホワイト)

「マジックガード」と「サイコショック」で性能アップ

第5世代で「マジックガード」の隠れ特性を獲得した。
ステロダメージを無効化できるのは大きく、タスキを持ちがちなフーディンとは高相性。

また、「いのちのたま」の反動もなくなるため、リスクなしで火力を補強することができる。
まぁ反動があろうとなかろうとペラペラなんだけどね。

技方面では「サイコショック」を習得。
特殊受けで確実に止まっていたフーディンにとっては重要な技であり、アンコールや瞑想をうまく絡めればハピナスにも勝てる可能性が生まれた。

この世代は「ローブシン」をはじめ格闘タイプ全盛期であったため、相対的にフーディンも強化されたとも言える世代であった。

第6世代(X・Y・ORAS)

メガフーディン誕生!しかし使用率は低め…

第6世代では特防が85から95へと上昇した。
ありがたい修正ではあるが、物理耐久をなんとかしてほしかったものである。

この世代でメガシンカを獲得し、素早さ150族は「メガプテラ」と並びメガ勢で最速。

特攻も175と凄まじい数値だが、技威力が低いため過信は禁物。もちろん素晴らしい火力ではあるが。

ちなみにメガシンカは「種族値を合計+100する」という暗黙のルールがあるが、メガフーディンだけ+90であった。ゲーフリさんのミスですね。

タイプ相性の修正により、悪・ゴースト技の使用率が増えてしまったのはフーディンにとっても苦しい。
新アイテム「とつげきチョッキ」の登場もつらいところ。

メガシンカを貰ったとはいえ、単純なアタッカーとしてはそこまで大きな活躍ができずにいた。

第7世代(サン・ムーン)

メガシンカの仕様変更が嬉しい

第7世代では「メガシンカした1ターン目からメガ後の素早さが適用される」仕様変更が入り、素早さ150族の素早さ命おじさんにとっては超絶追い風に!

カプ・テテフの登場で実質強化

新登場した「カプ・テテフ」との相性が良く、相対的に強化されたと言って良い。

サイコフィールドによって大の苦手だった先制技を無効化でき、メインのエスパー技も補強してくれる。

ダブルでコンビを組む「テテフーディン」が成立。
タイプが被るとはいえ、凄まじい火力を相手に押し付けることができるようになった。

ミミッキュの登場が痛い

新登場したトップメタ「ミミッキュ」は、この時代あまりにも強すぎた。

「ばけのかわ」による行動保証と「かげうち」により、フーディンにとっては天敵のような存在。

まぁミミッキュに明確に強いポケモンなんて少ないが、中でもフーディンにとって苦しい世代であった。

第8世代(ソード・シールド)

「ワイドフォース」習得!超火力の全体技に

第8世代ではDLCにて参戦。
新技「ワイドフォース」を獲得したことにより新たな道が拓かれた。

イエッサンと組ませてサイコフィールドを展開して超火力の全体攻撃化したワイドフォースで敵を吹き飛ばすことが可能に。

ダイマックスしても簡単には受けきれないパワーを実現できるようになったのは大きな強化と言える。

素早さで上を取られるようになってしまった

この世代の600族「ドラパルト」はフーディンよりも足が速いゴーストタイプであり、シンプルに苦手。

さらに「ダイジェット」の蔓延により誰でも簡単に素早さを上げることができるように。

高い素早さから動いてなんぼのフーディンにとっては非常に苦しい環境であった。

第9世代(スカーレット・バイオレット)

残念ながらリストラ

第9世代では残念ながら内定がでなかった。
年取りすぎて面接で落とされたのかな?

チャンピオンズ

メガシンカ復活!結局先制技が厳しい…

チャンピオンズでは再びメガフーディンを使うことができるようになった。

初期環境ではトップの特攻と素早さを誇るが、「ふいうち」「かげうち」が飛んでくる環境でもあるため動きづらさは否めない。

また、「スカーフマスカーニャ」等、上からぶん殴ってくるポケモンも増えているのは非常に苦しい。

いつの時代も「先に動ければ強い、でなければ脆い」を体現しているポケモンである。

まとめ

時代が変わっても「上から殴る」を突き詰めた超能力者

フーディンの歴史は、まさに「初代の圧倒的天下から落ちたものの、『速度と高火力』の美学を貫き通した歴史」でした。

初代:弱点なし・超耐久・超火力の「絶対神」として君臨。

2世代:新タイプ追加、特防ダウンにより大幅弱体化。

6世代:メガシンカ獲得。さらにスピードとパワーを極める。

8世代:ワイドフォースの超火力全体技。

チャンピオンズ:メガシンカ復活。上から行動できれば強いが先制されることも多い。

初代であまりにも強すぎたため、その後の世代では少し影が薄いフーディン。

常に素早さと火力を追求して生きてきたTHEエスパータイプと言えるでしょう。

書いているだけで初代のサイコキネシスの効果音が脳内に響いてくるのでこの辺で終わります。

あなたが思い出深いのはどの世代のフーディンですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!

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