第2世代『金・銀』で「むし・かくとう」という独自のタイプを引っ提げて登場した、1ぽんヅノポケモン、ヘラクロス。
アニメではサトシの頼もしい相棒としても親しまれていますが、対戦界においては「受けポケモンを一撃粉砕する圧倒的破壊力」と「状態異常すら力に変える特性」を武器に、受けループや低速耐久パーティを恐怖に陥れてきた重戦車アタッカーです!
今回は、そんなヘラクロスが歩んだ「角と超火力の対戦史」を振り返ります!
ヘラクロスの概要
ヘラクロスのデータ
![]() ヘラクロス | |||
|---|---|---|---|
| 全国図鑑No. | 0214 | 初登場世代 | 第2世代 |
| タイプ | むし かくとう | 重さ技威力 | 100 |
| 通常特性1 | 通常特性2 | ||
| むしのしらせ | こんじょう | ||
| 隠れ特性 | |||
| じしんかじょう | |||
![]() メガヘラクロス | |||
|---|---|---|---|
| タイプ | むし かくとう | 重さ技威力 | 80 |
| 特性 | |||
| スキルリンク | |||
ヘラクロスの種族値
![]() ヘラクロス | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 80 | 125 | 75 | 40 | 95 | 85 | 500 |
![]() メガヘラクロス | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
| 80 | 185 | 115 | 40 | 105 | 75 | 600 |
第2世代で登場した虫・格闘タイプの物理アタッカー。
特攻を限界まで削っており、高い攻撃125を中心に高水準でまとまった種族値配分である。
技にも恵まれており、高威力&広範囲を両立しており、攻撃性能は非常に高い。
総じてアタッカーとしての資質が高く、どの世代でも物理アタッカーの代表として活躍してきた。
第6世代でメガシンカを獲得!
攻撃185と異次元の数値になり、特性も「スキルリンク」に変化。
素早さは少し下がってしまうが、連続技による圧倒的な制圧力で対戦界で大暴れしていた。
ヘラクロスの歴史と評価
ヘラクロスが各世代の対戦環境でどのような立ち位置にいたのか、その歴史をじっくり振り返っていこう!
第2世代(金・銀・クリスタル)

最強クラスの物理アタッカーとしてデビュー
30年近く前に登場したとは思えないほど無駄のない種族値配分で登場した。
必要ない特攻を限界まで削っているため、火力だけでなく、耐久や素早さも平均以上のものをもっているのが大きな魅力。
当時は多くのポケモンがメイン技に苦労していたが、ヘラクロスは代名詞の「メガホーン」を覚えられる。(ちなみに専用技だった)
攻撃125からのタイプ一致120技が弱いわけがなく、瞬間火力は随一だった。
サブウェポンに「じしん」もあり、必殺の「こらえる+きしかいせい」のコンボも可能。
飛行4倍はさすがに苦しいが、耐久力も平均以上あるため、「ねむる+ねごと」で戦っていくこともできる。
総じて物理アタッカーとして非常に高水準な性能であり、「ガラガラ」「カビゴン」に引けを取らない優秀なポケモンであった。
余談だが、『ニンテンドウカップ2000・全国大会決勝』で1対3の絶望的な状況から奇跡の大逆転勝利を果たした「むし!」はあまりにも有名である。
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)

超火力の破壊神として君臨
第3世代では「むしのしらせ」と「こんじょう」の特性を獲得。まだ「かえんだま」「どくどくだま」が存在しないものの、状態異常を牽制することができるようになった。
技方面でも、使い勝手の良い一致技「かわらわり」や相性補完の良い「いわなだれ」、決定力を上げる「つるぎのまい」を習得して大きく強化された。
「カビゴン」「ブラッキー」といった高耐久のポケモンの弱点を突けること、「スイクン」「ミロカロス」等にも強気に出れることから使用率はさらに上昇。
当時から「こだわりハチマキ」が存在しており、ハチマキをもたせた火力は凄まじい。
この世代でも物理アタッカーの代表として大きな活躍を果たしていた。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)

新たなメイン技「インファイト」を習得!
第4世代で技の物理特殊の分類が変わったが、元々恵まれた物理技しか使わなかったヘラクロスにとっては関係なし。
技方面では「インファイト」を習得!
タイプ一致120技を2種もつポケモンは非常に稀有であり、アタッカー性能の高さがさらに際立った。
サブウェポンも相性の良い「ストーンエッジ」、苦手なゴーストに通る「シャドークロー」「つじぎり」まで習得し、この世代でも大きな強化を貰った。
こだわり系アイテムとの相性も良く、高威力の技を撃ち逃げするだけでも大きな負荷をかけることができた。
「こんじょう」の発動が容易に
「かえんだま」「どくどくだま」が登場したことにより、自ら状態異常になって火力を上げることが可能になった。
短命にはなってしまうが、根性発動時の実質種族値は213相当に跳ね上がる。
全ポケモンでも屈指の決定力を得ることができ、多くの受けポケモンを破壊しまくっていた。
第5世代(ブラック・ホワイト)

ライバル「ローブシン」が登場

第5世代でも引き続き物理アタッカーとして活躍したが、強力なライバル「ローブシン」が新登場してしまった。
同じ「こんじょう」の特性をもち、ヘラクロス以上の高い耐久力と「ドレインパンチ」「マッハパンチ」を覚える非常に優秀なポケモン。
素早さやタイプが違うため差別化の必要性は薄いが、ローブシンの汎用性が高く使用率上位をキープしていたため、ヘラクロスの使用率は大きく下がることになった。
とはいえ、ヘラクロス自体が弱体化したわけではなく、「クレセリア」「ヤドラン」といったエスパーの受けポケモンを虫技で殴れるのは非常に優秀であった。
第6世代(X・Y・ORAS)

メガシンカで連続技の達人に!

第6世代ではメガシンカを獲得。
攻撃が60アップの185となり、元々高かった火力がさらに上昇した。
素早さは10下がってしまうが、耐久力も大きく伸び、重戦車型のアタッカーに変貌したと言える。
特性は「スキルリンク」に変化し、連続技「ミサイルばり」「タネマシンガン」「ロックブラスト」をしっかり完備。
全ての連続技が威力125になり、「みがわり」「きあいのタスキ」「がんじょう」「マルチスケイル」といった要素に格段に強くなった。
素早さが下がったこともあり、「クレセリア」と組ませてトリックルーム下で暴れさせる構築が数を増やした。
この世代では「ファイアロー」がトップメタに君臨しており、バトンしようがトリルをしようが上から捕食されてしまう運命ではあったが、メガシンカによって全抜きエースとしての資質は大きく上がったと言えるだろう。
第7世代(サン・ムーン)

天敵ファイアローが環境から消え去った
第7世代では天敵中の天敵であった「ファイアロー」がいなくなり、相対的に強化されたと言って良いレベル。
「リザードン」「ボーマンダ」といった苦手な相手もトップメタに存在しているが、バトンを貰ったり、トリル下では逆に狩ることも可能。
逆立ちしても勝てなかった前世代のファイアローに比べれば幾分かマシである。
この世代で登場した最強ポケモン「ミミッキュ」に対しても、「ばけのかわ」を貫通しながら攻撃できる点は評価が高い。
強力なフェアリーが大量に増えたが、高いスペックは健在であり、物理エースとしてそれなりの使用率を誇っていた。
第8世代(ソード・シールド)

良くも悪くも「ダイジェット時代」
第8世代では『鎧の孤島』で無事入国。
メガシンカを剥奪されているため、通常ヘラクロスで戦うことが余儀なくされた。
ダイマックスと自身の相性はかなり良好。
多くのポケモンが没収された「つばめがえし」を覚えるため、ダイジェット化して使うことができる。
常にネックであった中途半端な素早さを自分で上げられる点はありがたかった。
ダイジェットで相手を倒して「じしんかじょう」を発動できれば大きな突破力を手にすることが可能になった。
しかし、世はまさに大ダイジェット時代であったため、飛行4倍のヘラクロスにとってはあまりにも苦しかった。
一致技が通らない強力なゴーストタイプも蔓延しており、環境的には逆風が吹き荒れていた。
第9世代(スカーレット・バイオレット)

「イカサマダイス」が登場
第9世代でも無事内定。
ダイジェット時代が終わりを告げたのは朗報であり、飛行技を喰らう可能性は低下した。
また、テラスタルによって耐性を変化させることもできるようになり、出オチの危険性はだいぶ軽減されている。
新アイテム「イカサマダイス」が登場し、ヘラクロスの豊富な連続技を生かすことができるようになった。
メガヘラクロスに比べると火力は落ちるが、威力・命中ともに安定した攻撃を繰り出すことが可能。
この世代の準伝説枠「ディンルー」「チオンジェン」「パオジアン」といった厄介なポケモンに強いのは魅力であった。
ポケモンチャンピオンズ

メガシンカ復活!

チャンピオンズでは初期環境から使用可能。
メガシンカが復活し、また攻撃185で全ポケモントップの座に返り咲いた。
基本的には第6.7世代の頃と変わらず、超火力の連続技を生かした重戦車アタッカーとして働くことになる。
他にも強力なメガシンカが多数登場しているが、唯一無二の性能であるのは間違いないだろう。
相変わらず中途半端な素早さがネックであり、「おいかぜ」「トリックルーム」等でサポートし、動かしやすい状況を作ってあげたいポケモンである。
まとめ
相手を粉砕する豪腕クラッシャー
ヘラクロスの歴史は、まさに「無駄のない超優秀な種族値から繰り出される『メガホーン』と『インファイト』で立ちはだかる敵を全て粉砕し、メガシンカでロマン火力を実現した破壊の歴史」でした!
2~3世代:高い攻撃力と恵まれた技によって物理アタッカーの代表格に。
4~5世代:「こんじょう」や「インファイト」獲得でさらに火力アップ!
6~7世代:メガシンカ獲得!「スキルリンク」による連続技の突破力が凄まじいことに。
8世代:ダイジェット時代が苦しすぎた。
9世代:「イカサマダイス」でジェネリックメガヘラクロスとして使うことが可能に。
チャンピオンズ:メガ復活!ピーキーな性能は変わらないが超火力のロマンは健在。
カブトムシという男心をくすぐるデザインに、期待を絶対に裏切らない超高火力。
相手の受けを許さない爽快感はヘラクロスならではの大きな魅力ですね!
あなたが一番思い出深いのは、どの世代のヘラクロスですか?
いろんな思い出をぜひコメントしてください!





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